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黒岳、冬と夏

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萩原 隆雄 プロフィールへ
11月11日、黒岳スキー場がオープンしました。道内で最も早いスキー場のオープン。スキーヤーのみならずボーダーにとっても、待ちに待った季節の到来といえるのではないでしょうか。氷点下10度、積雪180cm、最高のゲレンデ・コンディションだ。ワクワクする。

もう四半世紀以上も前になるが、先輩に連れてきてもらい初めて黒岳スキー場の雪に触れたことを思い出す。かなり長いロープウェイに乗って、さらにリフトを乗り継ぎ、標高およそ1500mへ。そこには、それまで私が出会ってきたものとは明らかに異なるゲレンデがあった。

スキーを滑らせれば異様に軽く、少しスピードを上げただけで私の後ろで雪煙が高く舞い上がる。雪を観察すれば、ひとつひとつ六角形の結晶がはっきりと見てとれる。完全体で壊れていない。舞い上がる雪の結晶が太陽の光を受け、キラキラとゲレンデを照らしている。北海道の有名スキー場にとってパウダースノーは当たり前だが、ここのゲレンデは訳が違うと思ったものだ。最高の雪質と雄大な大雪山の山々を望むスキーは最高の贅沢なのだ。ゲレンデを振り返ると、わかりやすい尖った山の頂きに魅せられた。

ことしの夏、四半世紀余りの時を経て、ようやく黒岳の山頂を目指した。台風通過もあいまって、雨の中、高山植物を愛でながらの登山だ。黄、紫、ピンクなど色とりどりの花は目を楽しませてくれたが、中でも控え目な白い花に安堵した。花は小さいが力強い生命力を宿している。
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山頂に近づくに連れ、不思議と雲の切れ間が広がり、時折薄日さえ差してきた。
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この冬、あの頃と同じゲレンデに会いたくなった。