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意外以外ない出会い

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萩原 隆雄 プロフィールへ
山登りをしていると、時に意外な出会いや発見に遭遇する。いつも同じ山でも季節ごと景色に違いがあるとは言え、短いスパンで登山となれば、さほど変わり映えがない。さすれば、いつもとは違う山々を散策したくなるのが世の常ではないだろうか。この日もそんな山に足を踏み入れた。

下山中、山の尾根を過ぎしばらくすると、山道の先に黒光りするものが落ちている。登山者が落としたキーホルダーかと思ったらそうではない。体長13cmほどの生物だ。動かない。顔を近づけてみるとかわいい目をしている。「サンショウウオだ!」と直感したが、付近に沢や水溜まりもない。山道の両サイドは崖のように急な下りの深い森が続いているのだ。水のあるところ、あるいはその付近に生息するイメージが強いので、水気の少ない乾いた山道で遭遇するのは意外だった。
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体はうっすら濡れているように見える・・手足の指が5本ずつ・・尻尾が切れているような・・目が真っ黒(白目はあっても見えない)・・しばらく観察したが動かない。登山用リュックサックからスマートフォンを取り出し、とりあえずパチリ。逃げ出さないので至近距離から正面でパチリ。あまりに動かないので生きているのか心配になり、後ろ足の指をほんの少し触ってみると、素早い動きでサササっと草むらに消えていった。

山道で「ウオ(魚)」に遭遇するのだからやはり意外以外の何ものでもない・・などと思いながら、足取りが軽くなった。
ちなみに正式には「エゾサンショウウオ」で北海道固有種(もちろんウオ・魚類ではなく両生類)。