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宮永 真幸 プロフィールへ
 障害者スキーのワールドカップが札幌で開かれている。アジア大会とあわせ冬季オリンピック・パラリンピック誘致活動につながる大会だ。世界各地から来年のピョンチャンを目指すトップアスリートが集まっている。
 スポーツシティとして札幌がどれだけ世界にアピールできるか?真価が問われているといってもいいだろう。ところで、スポーツの真価とはなんだろうか?
 今月上旬、全国からスポーツビジネスの関係者が集うフォーラムがあった。夜の懇親会で数人とスポーツから何を学べるかという話で盛り上がった。そこで出たひとつの答えが、「失敗を経験する、あるいは受け入れること」がスポーツの価値だというものだった。
 野球で言えば打者は7割失敗しても一流。サッカーは90分走り続けてもゴールが生まれないことは日常茶飯事。ウィンタースポーツはより自然環境が勝敗を左右する。我を通すばかりでは自然とは折り合えない。スキージャンプでは風と仲良くなれたものに女神は微笑む。それでも強いものが勝つとは限らないのは今季の高梨をみていて痛感したことだ。
 どんなに選手が努力し、どんなに私たちが応援しても失敗することがある。アスリートはその失敗から学び、私たちはその姿を受け入れる。
 スポーツの世界には「グッド・ルーザー」という言葉がある。「誇り高き敗者」である。もちろん勝利には価値がある。しかし、それ以上に勝利を目指すことに価値があり、負けを受け入れることはもっと価値がある。そのことを学べるのが、スポーツの真価だ。別の言葉で表現するならば、それは「挑戦」
 北海道、札幌はその「挑戦」にふさわしい場所だと思う。