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相乗りで・・・

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内山 佳子 プロフィールへ
娘とスキー場にでかけた。ゲレンデはスキーブーム再来か?と感じるほど賑わっている。リフト待ちの列に並んでいると、思わず二度見してしまった。スゴい格好の男性スキーヤーがいたのだ。ダウンジャケットの前を開け、中はトレーナー一枚。下はジーンズのみ、手袋はしているが帽子は被らずゴーグルもなし。寒さで耳や頬が真っ赤にかじかんでいるのがわかる。心の中で驚いていると娘も「ママ!あの人見て!」と目を丸くしている。「ジロジロ見ない!」と小声でたしなめてリフトを待った。するとなんと4人乗りのリフト、混雑緩和のためそのスゴい格好の男性と相乗りすることになった。娘と無言で目を見合わせながら乗車。3人を乗せゆっくりと動き出すリフト。しばらくの沈黙のあと思いきってその男性を見ると、目が合った。外国の方だった。「ウェア、アー、ユー、フロム?」中学の英語教科書を思い出しながら話しかけてみた。「チャイナ」と微笑みながら答えてくれた。チャイナとくれば・・・「ニイハオ!」私が笑顔で挨拶すると男性に「中国へ来たことがあるのか?」と英語で尋ねられたので「行ったことがない」と返答。すると残念そうな表情になった。こりゃマズイなんとか会話を盛り上げようと「行ったことは無いが、いつか、万里の長城を見たい!」と言おうとしてつまずいた。「万里の長城」を英語で何と言うのかわからない。「アイ、ウォント、トゥ、シー・・・・・・・」を繰り返す私に男性は「パンダ?パンダ?」と聞いてくる。「ノー、パンダ、ノー、パンダ」焦る私。あっ!長城だから!「ロングロングキャッスル、オブ、バンリ!」これでどうだ、と私。ポカンとする男性。ふと反対側を見ると娘はひたすら下を向き、親子の縁を切ったような勢いで他人のフリをしている。なんとももどかしい空気が流れタイムアウト。リフトは山頂へ到着。せめてこれだけは聞きたい。「アー、ユー、コールド?寒くないの?」すると「オー!エンジョーイ!」最高の笑顔で答えてくれた。そして男性は両手を翼のように大きく広げ、足はさらに大きなハの字で、ダイナミックに滑降して行った。静かに私を見上げる娘に「中国の人ってスゴイね!」ざっくりとした事しか言えない自分が不甲斐なかった。コソコソと調べ万里の長城は英語で「The Great Wall of China」だと知った。雪まつり間近、外国人観光客と楽しく会話できるよう己の言葉の壁を何とかしたい。