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内山 佳子 プロフィールへ
大きな地震が起きました。去年の胆振東部地震でブラックアウトを経験した小4の娘は以来わずかな揺れにも敏感に反応し怖がるようになりました。数か月前、比較的大きな余震が札幌でもあった時、慌てた娘が少し離れた私目がけて駆け出した瞬間転びソファに顔をぶつけたことがありました。その娘の慌てぶりこそがとても危険に見えたので厳重に言い聞かせました。それから幸い余震に見舞われることはなかったのですが、21日の午後9時22分頃地震は起きました。娘はリビングで宿題を、私はお風呂に入っていました。クラッと体が揺れたので最初はのぼせたのかと思いましたがリビングから娘の悲鳴が聞こえたので「地震だ」とすぐに理解しバスタオル一枚でリビングへ。でも見渡しても娘がいません。大きな声で娘の名を呼ぶとくぐもった叫び声が聞こえました。「どこにいるの!」と私も思わず叫ぶと、コタツの中から娘が顔を出しました。顔は涙でぐちゃぐちゃです。地震が起きても「駆け出すな」と私に言われていた娘はとっさにコタツに潜り込んで身を隠していました。約束を守れたことを褒めてあげましたが、しばらく涙が止まらず私にずっとへばりついて離れませんでした。枕元に懐中電灯を置いて布団の中でもギュッと娘を抱きしめながら寝ましたが、部屋が真っ暗になるとブラックアウトを思い出す、と娘が言うのでなかなか枕元の灯りを消すことができませんでした。翌朝には笑顔が戻り元気に登校しましたが、もっと震度が大きかった胆振地方のお子さんたちの事を思うと切なくなります。いつもは明るく過ごしている子供たちでも大人が思っている以上に繊細です。引き続きしっかり子供の心に寄り添って見守らなければと思いました。