平成28年度 第3回 番組審議会議事概要

「どさんこドキュメント2016 老いるバス 走り続ける 〜観光立国の安全輸送は・・・」について

1.日 時

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平成28年6月28日(火)
16:00 〜17:25

2.場 所

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STV放送会館アネックス7階A会議室

3.出席者

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[審議会委員]
濱田    康行    委員長
大谷    喜一    副委員長
乾       ルカ    委員
佐藤    寛子    委員
島津    勝一    委員
相馬    道広    委員
八木   由起子  委員
依田    裕彦    委員

 [会社側代表]
島田    洋一    代表取締役会長
根岸    豊明    代表取締役社長
今田    光春    常務取締役報道局長 
萬谷 慎太郎  取締役編成局長
石部    善輝    取締役経営計画室長
加藤    尚道    制作局長
図書    嘉幸    コンプライアンス推進室長

[会社側参与]
越後谷  享史   報道局報道部長

[特別出席]
眞鍋    浩史    報道局報道部マネージャー
           
[事 務 局]
図書    嘉幸    コンプライアンス推進室長
岡嶋   真理子  コンプライアンス推進室

4.議題

(1)「どさんこドキュメント2016
         老いるバス 走り続ける ~観光立国の安全輸送は・・・」について
(2)BPO報告及び6月の視聴者対応状況について

5.議事の概要

平成28年度第3回番組審議会が6月28日(火)に開かれ、自社制作番組「どさんこドキュメント2016 老いるバス 走り続ける ~観光立国の安全輸送は・・・」を議題に審議がおこなわれました。
番組は、観光バスの需要が急増する北海道観光の中にあって、バスの老朽化などから事故も頻発しており安全面の課題も浮き彫りになっていることから、現在のバス業界が抱える構造的な問題やその背景を取材したドキュメンタリー。
委員からは、以下のようなご意見、ご指摘をいただきました。

◇老朽化する観光バスを操業せざる得ない中小企業の必死さや、事故の危険が潜む問題点、また、現実そっちのけの行政対応などが分かりやすく問題提起されていた。
◇取材対象者(バス会社社長)の協力が良かった。自社で古いバスを使用している現実を、勇気をもって包み隠さず取材に応じてくれていた。
◇この番組が少しでもバス業界の現状改善に力をもつ人達に届くことを期待したい。
◇政府が高らかに観光立国の数値目標を立てる一方で、慢性的なバス不足となっている北海道の状況やギャップを、もっとしっかり示したほうがより現実を浮き彫りにできたと思う。
◇老朽化したバスの事故原因とみられる「スプリングブレーキ」をCGで分かりやすく説明しており効果的だった。
◇バスは「古いから一概にダメ」という訳ではない。経営的な問題や規制緩和など、複合的な問題が業界内にはあるので、そのあたりをもう少し掘り下げると良かった。
◇富山のバス製造工場での取材は「オリンピックを過ぎたらどうなるか分からない」といった本音を上手く引き出せており、リアリティがあってよかった。
◇一連のバス事故の問題は「観光立国」の問題というよりも、ひとえに「乗客の命」の問題。安全輸送の責任は事業者であり、指導するのは官庁の責任、その辺を番組の中でもう少し出していけばさらによかった。
◇バスが不足している現実については、新車製造ラインの標準化の問題や、中古バス市場の実態についても、もう少し堀り下げてほしかった。
◇見終わった後、「ではどうするのか」が示されず、バスの安全性に対する恐怖心だけが残った。もっと解決策への選択肢を提示してほしかった。
◇厳しいバス業界マーケットの筋立てになっているが、ここ最近は観光需要も大きくこの業界は儲かっているはず。なんとなく貧乏臭い話ばっかりになっている。
◇今は経営者も投資できない状況なので、結局「老いたバス」が走らざるを得ない状況。そのあたりの視点をしっかり入れてほしかった。
◇STVが放送局として「自分で問題点を発見した」ことは評価したい。
◇運転する人や会社の問題ではなく、バスという「機械」の問題にしていたのがよかった。
◇「中小企業の問題」と「バス業界全体の問題」とがきちんと分けられてない面も感じた。

この後、編成局から7月の単発番組についての説明があり、最後に6月の視聴者対応およびBPO関連の報告などが行われ番組審議会を終了しました。
次回、平成28年度第4回番組審議会は、平成28年7月19日(火)に開催を予定しています。