牧やすまさ路地裏のスピリッツ

第38回

2019年4月8日(月)

「みんなのあんしん介護」

札幌で老人ホームや介護施設探しのお手伝いをしています
「老後のあんしん札幌相談室」の方にご出演頂き、
身近な介護のお話や、皆さんから寄せられるご相談、
リスナーの皆さんの介護のお悩みにお答え頂くコーナーです

 

今日のお話・・

テーマ「在宅介護で起こり得る問題」


まずは「介護うつ」と呼ばれるものです。
その名の通り介護をしている人がうつ病になってしまうことを指します。
原因は様々ですが、介護者自身の健康状態が優れないまま介護するという
肉体的負担や介護のために離職したり貯金を切り崩したりという経済的負担、
また、先が見えない介護に対する精神的負担などがあげられます。
ある調査で介護者で「介護に関してストレスがある」と
答えた人は約7割に上るそうです。
 人によっては「外部の援助を受けることは無責任だ」と感じたり、
周囲に相談する相手がいないなどで、介護の問題を自分自身だけで抱え込んでしまい、
介護うつとなってしまうことがあります。

続いての問題は「虐待」です。介護者のストレスが限界を超えると、
高齢者本人に対する攻撃としてあらわれることがあります。
殴るなどの身体的虐待、暴言を吐くなどの心理的虐待、
金銭を渡さず搾取する経済的虐待などさまざまな種類の虐待につながる可能性があります。

少し前のデータなんですけども、
1年間で起こる全国での虐待の件数を介護施設と在宅とで見たデータがあるんですけども
年間100件くらいは起こってしまっているそうです。
さて、それでは在宅介護ではどれくらい虐待の件数があると思いますか?
わかっている範囲でなんですけど、なんと約10000件だそうです。
施設の100倍、在宅での虐待は起こっているそうです。

なので家族の想いや本人の想いがそれぞれ負担となってしまうことがあるんですね。
そんな中少しでも負担を減らしてくれるのが介護保険サービスになってきます。
訪問介護やデイサービス、ショートステイなどを利用して上手に
暮らしていけたらもっと負担が減ってくるかと思います。
なのでこうした切迫した事態になる前に老後のあんしん札幌相談室にご連絡ください。
相談室開設当初からやはりこういったお話はたくさんいただきましたし、
その都度施設を紹介させてもらってきましたが、
一人として後悔された方はいませんでした。
むしろ家族の負担が減ったというのももちろんありますが、
なにより引きこもりがちの本人さんの笑顔が増えたという方も大勢いらっしゃいます。
無理してしまうと共倒れになってしまうとおもうので、
どんなご相談でもまずはお電話をくださればと思います。

お問い合わせ

老後のあんしん札幌相談室

お問い合わせ:0120-652-118
(フリーダイヤル ろうごに いいわ)


受付時間:平日・午前9時〜午後7時
老後のあんしん