田村次郎のTAMURADIO

第15回“DoYou名言集”

2016年7月15日(金)

■□■□■□■Do You 名言集■□■□■□■

『やたら媚びるな』
by柴田恭平

今回は名言というより、歌詞の一説。 
柴田恭平さんの歌う「TRUSH」という曲に出てきます。
作詞は売野 雅勇さん。
1988年の大ヒットナンバーで「あぶない刑事」の続編にあたる
「もっとあぶない刑事」の挿入歌になっていました。

もう30年近く前の曲。
歌の内容はどんだけ傷ついてボロボロになっても
熱い夢を諦めきれない男を鼓舞するような曲。
曲の中に出てくる男が歌の中の主人公であり、自分自身であると思うんですが
つまり、自分で自分に負けないぞ!と歌った曲です。

そこで、今日の名言。
「やたら媚びるな」
これはサビの歌詞の一説です。

(歌詞一部紹介)
あきらめるな
やたら媚びるな
自分を捨てるな
時代という証言台でこぶしをあげろ
夢を見ずにいられないなら犬にはなるな
甘い声に中指立てて冗談じゃないぜ

このようなテイストの曲は色々あると思う。
歌の世界観としてはある意味、定型。
でも、この曲が他と一線を画していて、味わい深くしているのが
「やたら媚びるな」だと思うんです。

この言葉、命令形で強い調子ではあるけど、
ちょっとくらい媚びるくらいはしょうがない、必要なんじゃない
という意味が隠れている。

普通の作詞家さんなら
「消して媚びるな」
を持ってきがちだと思うんです。

このほうが綺麗なはずなのに、
やたら媚びるな が来ることで
より歌詞が現実的になる。
もしかしたらちょっと媚びなければいけない状況をくぐりぬけてきている…
そんなニュアンスを感じる。

やたら媚びるなの後に
自分を捨てるな
がきている事で、
この歌詞がものすごく深くなっているんではないかと思う。


柴田恭平さんは元々舞台俳優。
映画やドラマに出演して認められて有名になった人。
大きな芸能事務所にいたわけではなく、
今も個人事務所、柴田恭平事務所。
つまりたたきあげなんです。

そんな柴田恭平さんが歌うからこそリアリティのある曲。
芸能界をサバイブしてスターになったからこその
リアリティをものすごく感じます。


M「 TRUSH / 柴田恭平 」

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