TAMURADIO

SCOOBIE DO コヤマシュウのDo You 名言集

第27回“DoYou名言集”

2017年7月21日(金)

「在ることの二乗を描けば事実に匹敵す、さらに在ることの二乗の在ることを描けば事実を超ゆ by富嶽十蔵」

ライジングサンロックフェス、いよいよ迫ってまいりました。そんなワクワクの本日もさっそくDoYou名言行ってみましょう。今日のDoYou名言はこちら。「在ることの二乗を描けば事実に匹敵す、さらに在ることの二乗の在ることを描けば事実を超ゆ
by富嶽十蔵」というわけで今日の名言は「考える侍」という漫画の中に出てくる名言です。これは山田芳裕さんという漫画家が書いている漫画なんですけども、「へうげもの」という漫画で山田先生は有名です。その山田芳裕先生の「考える侍」。これはですね、富嶽十蔵という剣豪にして哲学家、そんなお侍さんが起こす出来事が漫画になっているのです。今回のこの名言はですね、とある画家見習いが上手く完成に近づかない、そこでアドバイスをしてあげた時の言葉なんですよ。こんな風な言葉をかけます。「絵は所詮絵だ。直に目で見る存在には勝てん。が、在ることの二乗を描けば事実に匹敵す、さらに在ることの二乗の在ることを描けば事実を超ゆ」と、こういう言葉が出てくるのです。僕は画家ではないのでこの言葉の真意というものは深い所まではわからないのですけど、自分の立場に置き換えてみるとなんかわかるところがあって。というのは、僕らバンドをやっていると絶対最初はコピーから始まるんですよ。次郎君も経験あると思うけど。最初は好きなアーティストとか好きなシンガーとかの歌い方を真似たりだとか、好きな曲の感じを真似て曲を作ったりだとか、そういうことを始めていくんだけど、その最初の段階ってやっぱり絶対に本物には勝てなくて。しかもコピーだなっていうのはせいぜいわかるんだけど、それ以上に格好いいなってところにはなかなかいかないんです。なんだけど、音楽を鳴らすことをやっていくうちに自分の中の妄想とか想像とかそういったものが勝ってくる瞬間があるんですよ。俺が好きなものって本当はもっとすごくねえか?っていうみたいなところで突き詰めていくといつのまにかコピーしていたものとか好きだったものとは全然違うものになっているんだけど、でもその自分の鳴らしているものの中にしかないオリジナルな格好よさみたいなものが生まれてくる。で、それってなんなのかなって考えると今日の富嶽十蔵の言葉っていうのは一つ真理をついているのかなと。いわゆるそのままをやっているわけじゃなくてコピーしていたものとか好きだったものを自分の妄想でさらに膨らませて実際に実践した所でさらにもっと大きく膨らます。そうするとオリジナルなものとは違うけどもなんかものすごいどでかい突き抜けたものになっているというね。そんなことが僕はバンドをやっていて、歌を歌っていて経験があるんですけど。きっと次郎君もあると思うんだけど。もしかしたらこの放送を聞いている音楽をやっている人にもそんな経験があるのかもしれません。だから何かをモノマネしたりコピーしたりするのは悪いことじゃないんだけど、そこから突き破るために自分の妄想とか、自分の気持ちみたいなもので膨らませて大きく表現するっていうのはひとつブレイクスルーする方法かもしれませんね。そんなことをこの富嶽十蔵の言葉で知りました。うん。今日ご紹介するナンバーはライジングサンロックフェスに出演するアーティストの曲なんですけど。T字路'sというですね、女性ギターボーカルの伊藤さんとベーシスト二人組のグループなんですけど。このT字路'sのナンバーはですね、完全にブルースなんですよ。なんだけど本場のブルースにはないオリジナリティ、突き抜けたものがあってT字路'sでしか鳴らせないブルースなんですよね。これは決してモノマネじゃなくてなんかもうソウルによって大きくT字路'sの形に膨らんだブルースだと思います。というわけで1曲聞いてください。

 

M: これさえあれば / T字路’s

 

 

  

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