TAMURADIO

SCOOBIE DO コヤマシュウのDo You 名言集

第32回“DoYou名言集”

2017年12月15日(金)

「今日は調子悪いなと思ったら 調子悪い演奏をしないと」by細野晴臣

細野晴臣さんとは、ミュージシャンでありベーシスト。

エイプリルフールというサイケロックバンドでキャリアをスタートし、
はっぴいえんど、ティンパンアレー、YMOといろんな音楽を鳴らしてきた、

音楽性もフォークミュージック、アンビエントミュージック、テクノ、
いろんな音楽を縦断横断している偉大なミュージシャン。

今日の言葉は仙人の領域。

雑誌TV Bros.の中に「地平線の相談」という連載があって、
星野源さんが細野さんにあらゆる事を相談するコーナーで、
ここで出てきた言葉。
その会話の中で…

細野「そういえば最近やっと気がついたんだけど、
ライブというのは伸び縮みがあるからこそおもしろい。
その場のコンディションで変わるからね。
今日は調子悪いなと思ったら調子悪い演奏をしないと」

星野「逆らっちゃいけない」

細野「だから気持ちに逆らわず後ろ向きたかったら向いちゃえばいいんだよ」

…これはもう演奏家として達人の領域の言葉。

でも演奏する事以外でも、物事をやる時の心構えとして革新をついているようにも思える。

普通調子悪かったらどうしますか?「調子悪くない」と言い聞かせたり、
「こんなはずじゃない」と焦ってもがいてみたり、あるいは辞めてしまったり。

何にせよ、調子悪い気持ちをおきざりにしてしまうので、うまくいかない。

でも調子悪いのを認めて開き直ると、まず楽になる。

じゃあ調子悪い風で行ってみるかという所までいけたらその状況を楽しみ出している。

これはある種のユーモアだと思う。

どんな時でも笑える、笑おうとする才能。

自分や自分の人生を嫌いにならない能力、ユーモアです。

ただ、調子悪いを楽しむ領域はたくさんの経験をしないといけない。

調子いい時、楽しい時、絶好調を経験したうえで、
なんか今日調子悪いじゃん!を楽しめるようになる。
だからみんな長生きしたほうがいい。

僕もこの言葉の意味を最近やっと少しわかるようになってきた気がします。

 

M 「薔薇と野獣」 (細野晴臣)

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