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キニナル〜聖徳太子がなくなる!?歴史教科書に変化

2017年2月15日(水)

キニナル〜聖徳太子がなくなる!?歴史教科書に変化

世間で今気になることに鋭く斬り込む企画“キニナル”。昨日2月14日(火)、文部科学省が2020年度から順次施行する“小中学校の学習指導要領の改訂案”を発表。そこで今回は、教科書の表記をテーマにお伝えしました。

小中学校の学習指導要領の改訂案

聖徳太子から厩戸王に
“小中学校の学習指導要領の改訂案”は、全国の小中学校における各教科の教育内容の方針をまとめたもので、10年に1回改訂されています。今回は特に“社会”の歴史分野での変更が相次ぎました。

その中で、旧1万円札などでもお馴染の「聖徳太子」は、歴史学的に一般的な「厩戸王(うまやどのおう)」と表記する可能性が高いようです。
改定案では、小学校では「聖徳太子(厩戸王)」、中学校では「厩戸王(聖徳太子)」と表記される見込みです。
実は、「聖徳太子」とは、死後約100年後に付けられた、いわばニックネームで、歴史学的には「厩戸王」が一般的なために変更する話になったようです。

また、江戸時代に外国との貿易を制限した政策「鎖国」は、より正確に学ぶために、改定案では「長崎などで貿易」と表記される見込みです。

他にも、鎌倉幕府が成立した年号は、歴史的研究によって諸説ありますが、以前は1192年と教えられていましたが、現在では源頼朝の実質的支配が始まったとされる1185年となっています。
街角で、学生にインタビューしたところ、1192年で教わった人と、1185年で教わった人がおり、同じ学年でも学校によっては違いがあるようです。
語呂も、「いいクニ(1192)つくろう鎌倉幕府」から、「いいハコ(1185)つくろう鎌倉幕府」と覚えているようです。
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