どさんこワイド179

オールドタイマー〜古き良きを訪ねて〜89年続く味噌醤油工場

2016年12月7日(水)

オールドタイマー〜古き良きを訪ねて〜89年続く味噌醤油工場

明治・大正・昭和から愛され続ける名店を訪ねる企画「オールドタイマー〜古き良きを訪ねて」。
第5回は、道南・八雲町の味噌醤油工場をご紹介しました。

服部醸造
【住所】八雲町東雲町27
【電話番号】0137-62-2108 ※平日のみ
【FAX番号】0137-63-3588
【ウェブサイトURL】http://www.maru-8.net/
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昭和2年創業、89年続く味噌と醤油の製造工場で、今は味噌が主流になっています。
仕込みは昔からほとんど変わっていません。
マルハチの「OKみそ」は、昭和を象徴するヒット商品。
特に道南地方で、今でも“母の味”として親しまれています。

服部醸造の商標“マルハチ”は、徳川家から受け継いだ由緒あるもの。
服部家の祖先は、名古屋の旧尾張藩徳川家に仕えていました。
その後北海道に渡り、八雲で味噌と醤油を作り始めたのが服部醸造の始まりです。
3代目からは家業から企業へ転じ、高度経済成長期を経て、大きく飛躍を遂げました。
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●オール八雲みそ 540円(100g×2袋) (左の写真)
●マルハチ味噌ラスク 540円(70g) (右の写真)

4代目社長の服部雅彦さんは、新たに地元の原料にこだわった味噌作りを始めました。
誕生したのは、八雲町の大豆・米・海洋深層水を使い、普通の味噌よりも長い、1年以上熟成させた「オール八雲みそ」。
赤味噌に近いコクと深い味わいで、味噌汁に留まらず、料亭の味を演出する極上の調味料として人気を呼んでいます。

服部醸造の商品開発は、4代目の奥様・由美子さんと、次女・真弥(まみ)さんが支えています。
食パンに「オール八雲みそ」をたっぷりと吸いこませ、胡麻とバターでアクセントを付けた「マルハチ味噌ラスク」は大ヒット。
「オール八雲みそ」が入った「忍者味噌プリン」も今年発売され、評判を呼んでいるそうです。

●忍者味噌プリン 496円(160g)
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社長は、地元に住む1人でも多くの人たちに「オール八雲みそ」を広げようと、工場見学を行い、味噌離れをしている子供達にも味噌の美味しさを伝えています。
見学に来た子供達は「大豆はとても甘くて、八雲産の物はこんなに美味しいんだと思いました。」と元気に話していました。
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真弥さんは、お父さんの後を継いで5代目になることを決めています。

真弥さん「発酵食品は、『お肌に良い』『体に良い』『食べる美容液』等と言われるくらい注目を浴びているもの。
今までは『味噌はお母さんが使うもの』と決めつけられていたけれど、これからは若い人やお子さんでも食べられる商品開発をしていきたいです。」
4代目・雅彦さん「醸造業も人口が少なくなっていく中で、いかに会社を運営していくかは大変厳しいけれど、頑張っていきたいと思います。」

家族で歩み始めた90年目、服部醸造の夢には、まだまだ続きがあります。

※工場で小売りはしていません。お電話、FAX、またはインターネットで注文することができます。

※掲載の情報は放送当日の内容です。
 この内容は変更になる場合がありますので、詳細は当該の場所へお問い合わせ下さい。
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