どさんこワイド179

オールドタイマー〜古き良きを訪ねて〜恵庭市で98年間愛され続けるそば屋

2017年2月27日(月)

オールドタイマー〜古き良きを訪ねて〜恵庭市で98年間愛され続けるそば屋

明治・大正・昭和から愛され続ける名店を訪ねる企画「オールドタイマー〜古き良きを訪ねて」。今回は、恵庭市で98年間愛され続けるそば屋さんをご紹介しました。

思君楼(しくんろう) 本店

【住所】恵庭市本町53
【電話番号】0123-32-3059
【営業時間】11:00〜19:00(月曜のみ 〜14:00) ※そばが無くなり次第終了
【定休日】火曜日
  • 思君楼 本店
  • もりそば
    ●もりそば 640円
大正8年創業、98年続くそば屋さんです。店名は、「君(お客さん)を思う館」という意味で名付けられ、当時はとてもハイカラな名前でした。
暖簾をかけたとたん大忙し。太くて力強い、このお店ならではの“田舎風そば”に魅了されたお客さんが後を絶ちません。
最もファンの多いメニューは「もりそば」。7〜8mmはある分厚い麺は、すするのが難しい程の太さです。
揚げたての季節の野菜が盛られた「天ざるそば」は、舟形をした器に盛りつけられた看板メニューです。
寒い日は「かしわそば」がオススメ。飲み干すこともできる、しっかりとダシのきいたつゆが自慢です。

●天ざるそば 1140円
●かしわそば 760円
  • 三代目店主・今井隆一さん
  • 四代目・今井仁さん
仕込みは朝5:00から始まります。三代目店主・今井隆一さん(70歳)は、50年以上厨房に立ち続けていましたが、現在はそれも厳しくなり、現在はダシを取ることに徹しています。
そば打ちは、15年前にそばの世界に入った四代目・今井仁さん(42歳)の仕事。先代から引き継いだ“湯練り”という技を使ってそばを打ちます。水ではなくお湯を入れることにより、茹でたときの歯ごたえが全然違うと言います。

そば味会
ある日、常連さんたちが年に何回か集まり、お酒とそばを楽しむ“そば味会”が行われていました。昭和46年に二代目が始めてから40年以上続く、何十年来の馴染みのお客さんが集まる大切なイベントです。
三代目が見守る中、四代目が腕を振るい、とっておきのメニューでおもてなし。お客さんからいただく言葉の一つ一つが、大切な経験になります。

三代目と四代目
「いつでも店を譲る準備はできている。自然と流れるように繋がっていければ。」と、三代目は言います。

三代目奥様・千恵子さん:やっぱり不安と言うか…「どうだろう」という気持ちばっかりですからね。
三代目:お客さんに「蕎麦の揚げ方早くなったな」「全然息子について行けないんじゃないか」って言われたことがあります。追々、自分の商売になっていくと思うので、あとは任せています。
四代目:頑張ります。
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