「むせやすい」は命の危険?のどを鍛えて健康長寿!“のど活”のススメ
2017年10月25日(水)
「むせやすい」は命の危険?のどを鍛えて健康長寿!“のど活”のススメ
本日の特集は、北海道大学病院の歯科医師・濱田浩美先生をスタジオに招き、のどの老化の危険性や、簡単に“のど”を鍛えるトレーニング等をご紹介しました。
濱田先生は、北大病院歯科の口腔健康科学分野で高齢者を対象に、飲食の診断・治療・リハビリ行う、飲み込みに関するスペシャリストです。
濱田先生は、北大病院歯科の口腔健康科学分野で高齢者を対象に、飲食の診断・治療・リハビリ行う、飲み込みに関するスペシャリストです。
高齢者の肺炎の約7割が「誤嚥(ごえん)」
日本人の死因第1位は「がん」 第2位は「心疾患」ですが、第3位は「肺炎」で全体の10%近くを占めています。
肺炎死亡者の9割以上は、65歳以上の高齢者です。実は、高齢者の肺炎の約7割は、食べ物が気道に誤って入りこむ「誤嚥(ごえん)」が原因です。
食べ物や唾液等が肺に入ると肺で炎症が起き、肺炎を引き起こしてしまいます。
誤嚥の原因は、のどの老化による飲み込む力の低下です。
のどの筋肉が弱ると、通常は閉じている気管のフタの動きが悪くなり、気管のフタが閉じそこなって食べ物や唾液等が気管に入りやすくなります。
むせるのは、食べ物が気管へ入った時の反射で、よくむせるのは、のどの老化の黄色信号だと濱田先生は言います。
のど仏に指を当て、つばを飲み込みます。のど仏が、指を越えて上に上がれば正常です。
肺炎死亡者の9割以上は、65歳以上の高齢者です。実は、高齢者の肺炎の約7割は、食べ物が気道に誤って入りこむ「誤嚥(ごえん)」が原因です。
食べ物や唾液等が肺に入ると肺で炎症が起き、肺炎を引き起こしてしまいます。
誤嚥の原因は、のどの老化による飲み込む力の低下です。
のどの筋肉が弱ると、通常は閉じている気管のフタの動きが悪くなり、気管のフタが閉じそこなって食べ物や唾液等が気管に入りやすくなります。
むせるのは、食べ物が気管へ入った時の反射で、よくむせるのは、のどの老化の黄色信号だと濱田先生は言います。
のど仏に指を当て、つばを飲み込みます。のど仏が、指を越えて上に上がれば正常です。
簡単!のどの老化チェック
- ペットボトル飲料を、上を向いて飲むとよくむせる
- 大き目の錠剤を飲みにくく感じる
- 食事を終えた直後、ガラガラ声になる
- 歩くスピードが遅くなった
- 声をかけたのに、無視されることが多い
タンが絡むのも、のどの筋肉が弱ることで起きるそうです。
弱ったのどの筋肉を鍛えるために、簡単にできる“のどトレーニング”を教えていただきました。
老化したのどを鍛える!簡単!のどトレーニング
あご・ゆび相撲
- あご先に両手の親指をあて、あごと親指で押し合います。
- 押し合っている状態を5秒間キープし、5〜10回繰り返します。濱田先生は、1日1回でも良いが、朝昼晩の1日3回行うととても良いと話していました。
- 「ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ」の順番に一音ずつ、低い声から高い声を交互に出していきます。
普段の食事で誤嚥を防ぐポイント
濱田先生によると、かき込むように食べたり、周りを見ながら食事に集中せず食べると、誤嚥の原因になりやすいそうです。
誤嚥を防ぐポイントを2つ教えていただきました。
誤嚥を防ぐポイントを2つ教えていただきました。
- 飲み込む瞬間に、うなずくように下を向きます。飲み込むのが楽になります。
- 飲み込んだ後に、“軽く”咳払いします。気管に入ったものを軽く出してあげる効果が期待できます。