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専門家が解説!髪の毛のギモン

2018年2月16日(金)

専門家が解説!髪の毛のギモン

特集
白髪、抜け毛、パサつき…髪に関する悩みは色々です。そこで今日は毛髪の専門家に、髪の毛の基礎知識や、正しいお手入れ術などを教えていただきました。まずは、札幌皮膚科クリニックの安部正敏先生に“髪の毛のギモン”をお聞きしました。
「髪の毛をフサフサにするには、ワカメを大量に食べると良い」 ○か×か?
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安部先生の答えは「×」です。「昔からワカメに限らず、海草を食べると髪の毛に良いと聞きますが、医学的には証明されていません。」とのことで、タンパク質・ミネラル・亜鉛など、さまざまな栄養をバランスよく摂り入れることが髪の毛には大切だそうです。
「“抜け毛”は遺伝だけによって決まる?」○か×か?
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安部先生の答えは「×」です。「特に男性の脱毛は遺伝的要素が大きいというのは事実ですが、女性などは長年髪を引っ張って結うことで起こる牽引性脱毛症や、ダイエットによる栄養不足で起こる脱毛もある」ということです。

「白髪は抜くと増える?」○か×か?
特集
安部先生の答えは「×」です。髪の毛の黒い色素を作る「メラニン」という成分を作る能力が衰えることで出来る「白髪」。それを抜いても髪の毛が増えたり、黒髪が白髪に変わることはないそうです。抜くことで頭皮などに傷がつく恐れもあるので、白髪が気になる方は、抜くよりも目立たないよう白髪の根元を切る方が良いそうです。

髪の毛を元気にするコツ

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続いては、「抜け毛」をできるだけ防ぎ、「白髪」を遅らせる等、髪の毛を元気にするコツを専門家にうかがいました。新札幌にある理容室「サン」の舛田利幸さんは、毛髪に関する知識を持ち、悩みを持つ方に適切なアドバイスをする毛髪診断士です。“育毛”は「健康的な生活が大前提」とし、髪を元気にするシャンプーの方法を教えてくれました。特に大事なポイントは2つ、指の動きと髪の乾かし方だそうです。

<プロが教えるシャンプー&ドライ方法>
(1)まずは洗う前に髪をとかします。とかすことで髪の表面についたほこりや汚れを落とします。
(2)次にお湯での「予備洗い」をします。ただ流すだけではなくシャンプー剤がついているのと同じように頭皮をもみ洗いすると、汚れが落ちやすくなります。
(3)そして全体的に「シャンプー」をつけていきます。髪の毛だけでなく、頭皮をもみ洗いするのが大切です。毛穴に詰まった脂を出すことで、健康な髪が育ちやすくなります。
(4)続いては「すすぎ」。シャワーでただ流すだけではなく、シャンプーの時と同じ指の動きで揉みこむようにすすぐとさらに良いそうです。
(5)最後にコンディショナーやリンス等は、地肌につけないよう手櫛で全体に行きわたらせます。すすぎ残しがないようにしっかり流しましょう。
(6)これで終わりではありません。タオルで髪を乾かす時にも大切なコツがあります。髪の毛を乾かすというよりは、地肌の水分をタオルに移すイメージで、ポンポンと抑えるようにしてしっかりと水分を取ります。あとはドライヤーで全体を乾かします。

札幌皮膚科クリニック

【住所】札幌市中央区南3西2 H&Bプラザビル5階
【電話番号】011-221-8807

今回、毛髪ついて教えていただいた副院長・安部正敏先生の病院はこちらです。

ヘアー&フェイス サン

【住所】札幌市厚別区厚別中央2条5丁目
【電話番号】011-891-0226

今回、育毛について教えていただいた毛髪診断士・認定講師の舛田利幸さんのお店はこちらです。
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