どさんこワイド179

新企画!てくてく洋二〜豊平編

2018年4月12日(木)

新企画!てくてく洋二〜豊平編

北海道の知られざる歴史を、木村洋二アナウンサーと専門家が歩いて探す新コーナー「てくてく洋二」。記念すべき第1回は、エッセイストの和田由美さんと共に「豊平区」を探訪しました。
この道40年以上の和田由美さんは、穴場グルメを中心とした書籍を多数出版、札幌の街歩きが大好きな方です。

札幌の始まりは豊平だった?

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明治元年の札幌の地図を見てみると、開拓使や屯田兵が入る前は、辺り一帯まだ手つかずの状態だったことがわかります。しかしよく見てみると「茂八さん」と「鉄一さん」の文字が。そう、この志村鉄一さんと吉田茂八さんが札幌で最初に定住した和人です。場所は現在の豊平橋の両端で、お互い豊平川を挟んで船の渡し役をしていました。つまり、この豊平から札幌は始まったのです。

丸北三和電気

【住所】札幌市豊平区豊平3条4丁目
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豊平川から36号線を東へ向かって歩くと、趣のあるレトロな建物を見つけました。築92年の札幌軟石の蔵で営業しているのは「丸北三和電気」です。小樽からこの場所に会社を移したのは昭和43年。ススキノがネオン満開だった昭和の中頃、「ネオンの電球が切れてもすぐに取り替えられるように」との思いもあり、現在の場所に店舗を構えたそうです。昭和の時代から豊平に根差した電気屋さんです。

田所薬局(2018年3月末で閉店)

【住所】札幌市豊平区豊平3条4丁目
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豊平のまちをゆっくり歩いてみると、ノスタルジックな建物が今なお多く残っているのがわかります。豊平で109年、明治42年創業の「田所薬局」は、親子3代に渡り地元で愛されてきました。今年の3月末で惜しまれながらお店を閉め、現在は「中村青果店」として生まれ変わりました。薬局の閉店について、3代目の田所厚義さんは「仕方がない。これは時代の流れ…」と話します。

かつての豊平駅

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田所薬局を後にして、2人が出会ったのは“街のスペシャリスト”郷土史研究家の中川昭一さんです。かつての豊平駅へ案内していただきました。今は全く面影がありませんが、上の写真のように、定山渓鉄道の豊平駅と札幌市電の終着駅が隣接していました。自家用車が普及し、往来が激しくなったため、市電の停留所の位置を換えました。中川さんは現在75歳、「小学生の頃は、たくさんの学生がぞろぞろと学校まで歩いて通学していた」と言います。

理容のすずき

【住所】札幌市豊平区豊平3条7丁目
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今年で97年目を迎える「理容のすずき」にもお邪魔しました。大正10年に創業し、現在は3代目の妻・鈴木満喜子さんが1人でお店を切り盛りしています。急な階段を上った3階からはお隣の屋根がすぐそこに見えました。現在の札幌では珍しいほど建物の隙間がなく、それだけ建物が密集し、街が栄えていたことがわかります。満喜子さんは「100年までは頑張りたい。亡くなった主人や、おじいちゃんおばあちゃん達も100年まで頑張れば喜んでくれるかな」と語ります。
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