どさんこワイド179

秋の夜長に考えよう!いろんな「迷信」それって本当?

2018年10月30日(火)

秋の夜長に考えよう!いろんな「迷信」それって本当?

きょうの特集は、巷に広まる「迷信」は本当なのかウソなのか、実験を交えながら徹底調査しました。
広辞苑によると「迷信」とは「迷妄と考えられる信仰。また、道理に合わない言い伝えなどを頑固に信ずること」。

風邪は人にうつすと治る?

  • 特集
  • 特集
「風邪は人にうつすと治る」とよく言われますが、医学的には本当なのか。医大前南4条内科の田中院長にお話しを伺いました。ズバリ答えは「ウソです!人にうつしても風邪は治りません。」
1人目が風邪を引き、2人目が菌をうつされたら2〜3日の潜伏期間を経て症状が出ます。ちょうどその頃に1人目の風邪が治ることが多いため「風邪は人にうつすと治ると錯覚する」ということです。

茶柱が立つと縁起が良い?

  • 特集
  • 特集
「茶柱が立つと縁起が良い」という迷信もよく聞きますが、そもそも茶柱はどれくらいの確立で立つのか。昭和8年創業の札幌の老舗「お茶の玉翠園」の玉木さんにご協力をいただき実験しました。今回は、一袋100gおよそ50杯分の茶葉を使用。茶柱が立つ確立を上げるため、玉木さんオススメの「茎茶」を使いました。勢いよく注いだり、ゆっくり注いだりしながらお茶を淹れていく神谷アナ。実験を2時間続け、50杯のお茶を注ぐも…茶柱はゼロ!
ここで玉木さんから衝撃の発言が…!「実は金網がついた今の急須では茶柱は立たないんです…。」 
  • 特集
  • 特集
そう、茶柱が立った時代に使っていた急須は、網ではなく茶漉し部分も陶製。全くの別物です。
現在主流の金網がついた急須は日本が高度経済成長期に入り、ゆっくりとお茶を淹れる時間がなくなった事から開発されたものでした。つまり今の時代に茶柱が立つことはほとんどあり得ません。
では、迷信はどこから来たのか? お茶の本場・静岡にある竹澤製茶にお話しを伺ったところ「茶柱というのはお茶の茎。大きく成長したお茶の木から採れる2番茶以降のもので、比較的安いお茶に多く含まれます。迷信は、駿河(現在の静岡)の茶商が2番茶でも喜んで飲んでもらいたいと考えた、お茶を売るためのマーケティング戦略だった」という一説を教えてくれました。

朝焼けは雨? 夕焼けは晴れ?

  • 特集
  • 特集
続いての迷信は「朝焼けが綺麗だと、その日雨が降る」「夕焼けが綺麗だと、次の日は晴れる」。これは科学的根拠はあるのか、STV気象予報士・岡本肇さんに聞きました。「根拠のある話です。朝焼けがきれいに見える=東の空が晴れているということは、晴れの天気が過ぎ去った後、次に来るのは雨。逆に夕焼けがきれいに見える=西の空が晴れているということは、次に来る天気は晴れ。朝焼けだと雨、夕焼けだと晴れ、というのは根拠のある話」とのことです。
雲は西から東へ動き、雨と晴れは交互にやってくる、と覚えておくと便利かもしれません。
  • 特集
ちなみに「猫が顔を洗うと雨が降る」という迷信についても、岡本予報士に聞きました。「猫については詳しくないのですが、おそらく本当です。髭を整える行為で、湿度が高い時におこなう行動のようで、湿度が高いということは雨雲の材料が揃っていることになりますので、晴れよりは雨の確率が高くなると思います。」

夜に口笛を吹くとヘビが出る?

  • 特集
  • 特集
街頭インタビューでも多くの皆さんが知っていた「夜に口笛を吹くとヘビが出る」という迷信もありますが、実際に夜に口笛を吹いてヘビが出たという経験がある人はなかなかいません。南区にある「ノースサファリサッポロ」を夜間に訪ね、ビルマニシキヘビの「のりかちゃん」に暗闇の中で口笛を吹いてみました。拭き続けること3分、のりかちゃんは見向きもしません。

ここで、なんと飼育員の松井さんから衝撃の発言が…!「ヘビは耳のない動物なので、聞こえていません。ヘビは聴覚に頼らなくても、嗅覚や振動などを伝って他の器官で音を識別しています。」ということで、夜に口笛を吹いてもヘビは出ないことがわかりました。

では、なぜ迷信が語り継がれているのか? 民族学博士の阿部敏夫さんにお話しを伺いました。阿部さんは「子どもへのしつけ」が迷信の始まりと言います。「昔は電気がありませんでしたから早く寝なさい、太陽が昇ったら早く起きて働きなさい、という教えがありました。ヘビという怖いもので子どもが夜更かしをしないように、しつけたのだと思います」と教えてくれました。
STVどさんこ動画
どさんこアプリ