ときめき野菜通信〜おとなの好きな野菜No.1!タマネギ大解剖!
2020年11月24日(火)
ときめき野菜通信〜おとなの好きな野菜No.1!タマネギ大解剖!
種苗メーカーが毎年行っているアンケート「おとなの好きな野菜」第1位に、今年初めてタマネギが選ばれました。“おいしさ”だけでなく“料理に使いやすい”“保存がきく”“手に入りやすい”等の声があり、家にいることの多いコロナ禍での救世主野菜とも言えそうです。
知られざる調理法やパワー等、万能野菜・タマネギを徹底研究しました。
知られざる調理法やパワー等、万能野菜・タマネギを徹底研究しました。
知ってる?タマネギクイズ
農家さんに教わる!タマネギとの賢い付き合い方
熊木農園
【住所】札幌市北区百合が原4丁目
札幌市北区で代々続く農家で、現在三代目・熊木基雄さんと四代目・大輔さんのご家族が力を合わせて6品種のタマネギを生産しています。地元の学校給食にも提供しています。
四代目・大輔さんがタマネギとの賢い付き合い方を教えてくれました。
四代目・大輔さんがタマネギとの賢い付き合い方を教えてくれました。
良いタマネギの選び方を聞いたところ、ずっしりと重みがあるものを選ぶと良いとのことです。
さらに、タマネギのおしり部分が突き出たような形になってくると、根っこが生えて芽が出てきてしまうので、早めに食べると良いそうです。
さらに、タマネギのおしり部分が突き出たような形になってくると、根っこが生えて芽が出てきてしまうので、早めに食べると良いそうです。
熊木家ではタマネギを切ったあと、必ず15分以上空気に触れさせます。辛みがマイルドになって栄養価も増すと言われているとのことです。
タマネギ研究の権威、北翔大学・東海大学名誉教授の西村弘之先生に伺いました。
西村先生:タマネギは酵素を含んでいて、カットすると最初辛み成分が出てきます。しばらくすると辛み成分が分解して血流改善の成分がたくさんできます。そういった意味では、切ってから30分以上置いた方がより効果的である、特に生活習慣病の予防効果が高くなります。
水にさらすと有効成分が流れ出してしまうので、空気にさらすことがおすすめです。
タマネギ研究の権威、北翔大学・東海大学名誉教授の西村弘之先生に伺いました。
西村先生:タマネギは酵素を含んでいて、カットすると最初辛み成分が出てきます。しばらくすると辛み成分が分解して血流改善の成分がたくさんできます。そういった意味では、切ってから30分以上置いた方がより効果的である、特に生活習慣病の予防効果が高くなります。
水にさらすと有効成分が流れ出してしまうので、空気にさらすことがおすすめです。
シェフに教わる!タマネギとの賢い付き合い方
手作りハンバーグ工房 Toshi
【住所】札幌市中央区南1条西2丁目 南1条Kビル 地下1階
【電話番号】011-241-4189
【営業時間】ランチ 11:00〜ラストオーダー14:30、ディナー17:30〜ラストオーダー20:30
※木曜日はランチのみ
【定休日】日曜日・月2回不定休
【電話番号】011-241-4189
【営業時間】ランチ 11:00〜ラストオーダー14:30、ディナー17:30〜ラストオーダー20:30
※木曜日はランチのみ
【定休日】日曜日・月2回不定休
タマネギが欠かせない料理は沢山ありますが、人気のハンバーグにもタマネギがつきものです。
家でハンバーグを作る時、タマネギは炒めてからひき肉と合わせますか?それとも生のまま合わせますか?
札幌の人気店「手作りハンバーグ工房 Toshi」のオーナーシェフ・真野稔也さんに伺うと、肉感と甘みを求めるなら炒め、タマネギの食感とジューシーさを求めるなら生で入れるのがオススメとのことです。
家でハンバーグを作る時、タマネギは炒めてからひき肉と合わせますか?それとも生のまま合わせますか?
札幌の人気店「手作りハンバーグ工房 Toshi」のオーナーシェフ・真野稔也さんに伺うと、肉感と甘みを求めるなら炒め、タマネギの食感とジューシーさを求めるなら生で入れるのがオススメとのことです。
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●たっぷり山わさびハンバーグ 1590円(ランチ 180g)
お店ではハンバーグのコンセプトが“ふわジューシー”とのことで、生のタマネギを使っていました。
真野シェフ:タマネギのドリップと肉のドリップが合わさって、食べた時に口の中でほどけるような食感とジュワっと肉汁がたっぷり出るようにしています。
付け合わせのタマネギのグリルは、長時間低温で火を入れることでトロトロに仕上げています。加熱時と生で味わいが大きく違うタマネギだからこそ、さまざまな使い方ができます。
真野シェフ:タマネギのドリップと肉のドリップが合わさって、食べた時に口の中でほどけるような食感とジュワっと肉汁がたっぷり出るようにしています。
付け合わせのタマネギのグリルは、長時間低温で火を入れることでトロトロに仕上げています。加熱時と生で味わいが大きく違うタマネギだからこそ、さまざまな使い方ができます。
タマネギ博士に教わる!おすすめの食べ方
タマネギや行者ニンニクの権威として知られ、タマネギ博士として全国的に活躍されている北翔大学・東海大学名誉教授の西村弘行先生に伺いました。
タマネギのパワー
西村先生:血液サラサラと言われる血流改善効果で脳梗塞・心筋梗塞の予防効果が非常に高いです。ポリフェノールのケルセチン類が入っているので、血圧上昇の抑制効果、血糖値の上昇を抑える効果、記憶障害の改善予防効果、男性の更年期障害の予防効果などが知られています。
おすすめの食べ方
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酢タマネギ
西村先生が考案されたという食べ方「酢タマネギ」を教えてくれました。
加熱しているのでタマネギの甘みもあります。酢とタマネギで血流改善のダブル効果が期待できます。
西村先生は「酢タマネギ(大さじ3)」をモズク酢と一緒に食べるそうです。鶏のから揚げにかけたり、サラダや和え物など、様々な料理に使えます。
<材料>
タマネギ2個、酢250ml、はちみつ大さじ2くらい
※材料に赤タマネギを加えるとピンク色の酢タマネギができます
<作り方>
(1)タマネギをみじん切りにし、30分程置きます。
(2)鍋に酢とはちみつを入れ、火にかけて溶かします。
(3)(2)に(1)を入れ、かき混ぜながら2分間沸騰させて完成です。
加熱しているのでタマネギの甘みもあります。酢とタマネギで血流改善のダブル効果が期待できます。
西村先生は「酢タマネギ(大さじ3)」をモズク酢と一緒に食べるそうです。鶏のから揚げにかけたり、サラダや和え物など、様々な料理に使えます。
<材料>
タマネギ2個、酢250ml、はちみつ大さじ2くらい
※材料に赤タマネギを加えるとピンク色の酢タマネギができます
<作り方>
(1)タマネギをみじん切りにし、30分程置きます。
(2)鍋に酢とはちみつを入れ、火にかけて溶かします。
(3)(2)に(1)を入れ、かき混ぜながら2分間沸騰させて完成です。