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みらいへ飛ばせ

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宮永 真幸 プロフィールへ
たしか雑誌「ポパイ」だったと思う。私が小学5、6年生の頃だったから、創刊間もない時期。その世代の人はご存知のとおり、アメリカ西海岸の文化やファッションを紹介する当時最先端の雑誌だった。その中におもちゃのロケットが載っていた。アメリカのティーンで、これが流行っている!みたいな感じで。ペットボトルロケットではなく、ちゃんと火薬を使ったもので発射台や点火装置もある。自分で組み立てて、カウントダウン。上空100m近くにまで打ち上げることができ、最後はパラシュートを開いて降りてくる。ちょうどアメリカの宇宙開発がアポロ計画からスペースシャトルへと移る時代。宮永少年の心は惹きつけられ、食い入るようにその記事を読んだのである。
しかし!である。紹介されていたロケットのキットは日本で買うことも、使うこともできないというのだ。様々な法律の壁があり「残念ながら」の一言で説明されていた。はち切れるほどに夢を膨らませた少年の心はその一言によって一気にしぼんでしまった。
眠っていた夢が目を覚ますのに30年以上の時が経った。赤平町の植松電機の植松さんがロケット開発を始めると同時に子供たちを対象にロケット教室を開いている。そこで使っているのが、そのモデルロケットだ。植松さんは私と同年代。しかし私と違って、宇宙への憧れを眠らせることなく進んできた人だ。数年前、植松さんと会う機会がありモデルロケットの話をするととても喜んでくれた。時代が変わり、規制も緩和され(それでもまだ欧米からは遅れているが)民間ロケットが宇宙空間を目指せるようになった。モデルロケットもようやく教育の現場で使うことができる。いま私の中で宇宙への夢がもう一度目を覚まし、動き出している。ロケットを飛ばす当事者ではないけれど、挑戦を伝える立場で。
「どさんこ みらいフェス」で、そのロケット教室が開かれる。この日、打ち上げられるロケットに子供たちは、どんな夢をのせるだろうか。
*フェスの詳細はHPでご確認ください。