ポロクルは、動く。 北本 隆雄
2021年6月18日(金)

北本 隆雄
プロフィールへ
21時半、心地よい風の中、歩いていると
数台の自転車をせっせと白いワゴン車に乗せる人がいました。
「ん、…泥棒なのか」
現場となっている駐輪場に近づいてみると
その人は「ポロクル」と書かれた緑のジャンパーを着ています。
「ポロクル」は札幌のレンタサイクルです。
車にのせていたのはその赤い自転車でした。
スタッフの方だとわかったものの、こんな疑問は残ります。
「なぜ、自転車を車に?」
聞くと“駐輪場ごとの台数の偏りをなくす”ためだそう。
街中の専用駐輪場ならどこでも貸出・返却ができるため
どうしても、台数の偏りができるそうです。
多い日には200台を超える自転車を、手分けして
台数の多い駐輪場から少ない駐輪場に運ぶというのです。
数台の自転車をせっせと白いワゴン車に乗せる人がいました。
「ん、…泥棒なのか」
現場となっている駐輪場に近づいてみると
その人は「ポロクル」と書かれた緑のジャンパーを着ています。
「ポロクル」は札幌のレンタサイクルです。
車にのせていたのはその赤い自転車でした。
スタッフの方だとわかったものの、こんな疑問は残ります。
「なぜ、自転車を車に?」
聞くと“駐輪場ごとの台数の偏りをなくす”ためだそう。
街中の専用駐輪場ならどこでも貸出・返却ができるため
どうしても、台数の偏りができるそうです。
多い日には200台を超える自転車を、手分けして
台数の多い駐輪場から少ない駐輪場に運ぶというのです。
この作業をしているのは、アルバイトの学生のみなさん。
話しかけた斎藤實(まこと)さん20歳もその一人です。
アルバイトをはじめて3か月。
何十台もの自転車を車に積んでは降ろしての繰り返しで
最初のうちは筋肉痛になったそうです。
「昼に、街でポロクルがちゃんと走っている姿を見かけると
なんだか達成感がある。」
いつか”環境問題”に関わる仕事がしたいと思う斎藤さんにとって
自転車という“エコ”な乗り物に関わる仕事はやりがいがあるそうです。
街中をスーイスイと気持ちよく移動してもらうため
毎日地道に、汗を流して運ぶ人がいる。
恥ずかしながらこれまで知りませんでしたが
乗りながら、その姿を思い浮かべてみると
この快適さは、機械的でも無機質なものでもなく
人の力とあたたかさがあってこそなんだと感じます。
泥棒…、なんて思ってすみません。
話しかけた斎藤實(まこと)さん20歳もその一人です。
アルバイトをはじめて3か月。
何十台もの自転車を車に積んでは降ろしての繰り返しで
最初のうちは筋肉痛になったそうです。
「昼に、街でポロクルがちゃんと走っている姿を見かけると
なんだか達成感がある。」
いつか”環境問題”に関わる仕事がしたいと思う斎藤さんにとって
自転車という“エコ”な乗り物に関わる仕事はやりがいがあるそうです。
街中をスーイスイと気持ちよく移動してもらうため
毎日地道に、汗を流して運ぶ人がいる。
恥ずかしながらこれまで知りませんでしたが
乗りながら、その姿を思い浮かべてみると
この快適さは、機械的でも無機質なものでもなく
人の力とあたたかさがあってこそなんだと感じます。
泥棒…、なんて思ってすみません。
(斎藤實さん。午後5時ごろから夜10時まで運び続けるそうです。写真は後日明るいうちに撮影。)