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18歳

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宮永 真幸 プロフィールへ
 1985年、日航機墜落事故や阪神タイガース日本一、バブル前夜のどこか落ち着かない世の中の空気とは別のところで過ごした18歳。大学受験に失敗し浪人生活をおくっていた僕は、言葉に出来ない焦りの中で自分と闘っていた。それはどこまで自分を追い込めるのかという実験でもあった。受験勉強で得た知識など社会に出たときにどれほど役に立つものなのか?そんな疑問を抱くことさえ無駄なことだと思いながら、ひたすら偏差値をあげることに没頭した。日本の受験システムの中にあえて身を投じ、制してやろうという反骨心をむき出しにしていた。
 高校時代の同級生は半分が就職し、すでに社会人となっていた。アスファルトが溶けそうな真夏の街で、スーツを着て営業で外回りをする友人と出くわした。大人の彼と中途半端な自分。何者かになりたいと思った。社会のことなど、国のことなど、世界のことなど、世間のことなど、そのときの僕には考える余裕などなかった。でもその一方で、何者かになるためにはそれらが欠かせないものだとわかっていた。
 あのときの18歳の自分に選挙権があったなら、何をおもっていただろう?そんなことを考えながら2016年の夏をむかえよう。