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詩というもの

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宮永 真幸 プロフィールへ
何度も聞いたことのある詩が、違う顔を見せてくる。
知っている詩なのに、知らなかった言葉の響きがきこえてくる。

谷川俊太郎さんの詩を朗読するトリビュートイベントに行ってきました。
俳優や朗読を生業とするひと、落語家、音楽家、作家、詩人、いろんなジャンルの人が
俊太郎さんの詩を、自分なりの解釈で表現するのです。

落語家は詩を朗読した後、その詩をめぐる創作落語を披露する。
ある俳優は、身体表現で。
歌い手は音楽にのせて。

鉄腕アトムの詩がとっても深く心に染みてきたり
かっぱ からはじまるひらがなの行列がワルツになったり
活字として生まれた言葉が様々な表現者によって新たな命を与えられ
音となり、リズムとなり、笑いとなり、体の動きとなり
いろんな色に変化していくのです。

心や肉体が感じたものが
うれしいとか、楽しいとか、やわらかいとか、かたいとか、あったかいとか、つめたいとか
言葉になったとき、それはそれだけで詩というものになるのかもしれません。

最後には谷川俊太郎さんご本人が登場して自分の詩を朗読するのです。
とてもとてもあたたかい風がこころの中を通り抜けていきました。