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冬キャンプ  宮永 真幸

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宮永 真幸 プロフィールへ
大寒を少し過ぎた先月末、はじめて冬キャンプを経験しました。
恵庭にある、えこりん村で開催されたその名も「クレイジーキャンプ」
真冬の北海道で寒さと雪を思い切り楽しんでしまおうという“クレイジー”な企画です。

真っ白な雪原を方向と距離だけのデータをもとに歩測で目的地を探すオリエンテーリング、
氷点下での流しそうめん、薪割り、雪上車試乗。
極めつけは自分たちで作ったドームテントのサウナに、ドラム缶風呂。
大人が20数人あつまって、真剣に遊び尽くすのです。久しぶりに大笑いしました。

もちろん頼もしい専門家がついてくれました。
それも究極のエキスパートです。
北極冒険家の荻田康永さんと、第50次南極地域観測隊メンバーで極地建築家の村上祐資さん。
つまり地球の“両極”を知る専門家二人がそろってノウハウを教えてくれる貴重な機会でした。

参加した目的は、非日常を楽しむことが一つ。
もう一つは(これが私には大事)冬の防災を学ぶためです。
胆振東部地震で経験したブラックアウト。真冬に起きたら屋内でも氷点下になる可能性があります。
その状況下で生き抜く術を経験として身につけたかったのです。
自分を守ることができなければ、家族を含めひとの命を守ることもできません。
そればかりか、他人の命を削ることになりかねません。

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メインイベントは氷点下10度近い中、テントと寝袋で一晩過ごすサバイバル体験。
もちろん暖房器具はありません。
氷点下50度も経験している冒険家から寝袋の正しい使い方、それでも寒い時の対処法を学び、
自前の普通のキャンプ道具で過ごしました。

結果、想像以上に暖かく寝ることができたのです。
荻田さんが道具の使い方についてわかりやすい例え話をしてくれました。
「F1レーサーが運転する市販の普通車と、普通のドライバーが運転するF1では、絶対に前者のほうが速い」
つまり、大事なのは高価な道具よりも、正しい使い方だということです。
道具がもつ能力を100%使う方法が重要なのです。

もちろん真冬の災害など起きてほしくありません。
しかし、まさかは必ずやってきます。
少なくともその心構えを今回、経験として身に着けることができました。
ここまでクレイジー(笑)でなくとも、皆さんも冬のキャンプを一度は経験してみては?