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感謝。  永井 公彦

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昭和34年4月1日。
今から63年前の春に、STVは、開局しました。
アナウンサーは、その瞬間から、常に放送の最前線にいました。

第一声を発したのが、初代アナウンス課長、清水幹夫アナウンサーです。

清水アナウンサー、現在92歳。
小樽市内にお住まいになっています。

先日、STVラジオの60年企画で、清水さんのご自宅に伺いました。
清水さん、初対面で緊張気味の私を、優しく迎えてくださいました。

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会社設立、アナウンスチーム発足にあたり、清水さんは、この組織の心構えを考えました。
それが・・

「STVアナウンサーは、スタジオでは日本一のアナウンサーたれ。スタジオを出れば、日本で最低のアナウンサーと考えよ」。

この言葉まさに、私が30数年前、新人研修で先輩から聞いた言葉そのものでした。
当時、北海道で後発局だった環境にあっても、常に「日本一」を意識した言葉で、このチームは作られてきました。

ところで、清水さんと私の間に映っているマイク。
STVの本社移転で取り外した際に、清水さんに贈られたものだそうです。
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本来の役目を終えて、もう何十年も経っているはずですが、
今も誇らしげに、清水さんのご自宅リビングの真ん中に鎮座してます。
そのリビングには、テレビとラジオがあって、我々後輩たちの声が、響いています。
ここにある「過去」「現在」「未来」を紡ぎながら、清水さんは、今日も優しい目で、マイクを眺められていることでしょう。


長年ご愛顧いただいた「アナウンサーブログ」ですが、今回をもって終了いたします。
ご覧いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
われわれSTVアナウンサーは、
変わるもの、変わらないもの、ともに大切に考えながら、新しい時代も進んで参ります。

今後とも、よろしくお願いします。

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