一杯の丼 岡崎 和久
2015年4月14日(火)

岡崎 和久
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「先代の母から常に”お客さんの心になりなさい”と言われていました。亡くなった今でも作っている最中に先代からその姿勢を見られている気がしています」とお店のご主人は話していました。昨日のどさんこワイド”老舗の丼”という企画で紹介させていただきました。小樽から札幌に7年前に移転したお店で60年以上の歴史を持つ老舗「なかむら」さんのカツ丼です。こだわり1:注文をしてからブロックの肉を切る、叩く(お肉をやわらかくするため)。こだわり2:カツ丼に欠かせないたまねぎはも注文してから切る(えぐみが出ないように)。こだわり3:秘伝のタレは、毎朝一番だしを(新鮮なもののほうが美味しいという信念)。こだわり4カツを包む衣のパン粉も食パンから毎朝仕込んでいる(パン粉も作りたてが一番美味しいという信念)だそうです。これだけこだわって作ったカツ丼が650円。しかも抜群に美味しい。こだわりを取材した後に食べた一杯のカツ丼に感動してしまいました。早食いは良くないですが、気がついたら10分で完食。効率化を重視するお店が増えてきた中で「お客さんの心」を考えて手間隙掛けて作る一杯は美味しい以上に価値があると感じました。ぜひお時間があれば味わってみてください。詳しいお店情報は、どさんこワイドのページに記載されています。