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おべんとうばこのうた  高山 幸代

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♪すじのとおったふ~き♪ 前回5/24の日誌で、私が大量のふきを料理した話を綴ったが、そのふきを食べながら、4歳の娘が歌った歌。ご存じ、♪これっくら~いの♪という歌い出しで始まる「おべんとうばこのうた」だ。私が子供の頃からよく歌われている、手遊び歌の名曲である。娘の通う保育園の行事でお弁当を作る機会が重なり、最近この歌が私の頭の中をリフレインしている。遠足の朝、娘のリクエストである唐揚げやウインナーをお弁当箱に詰めながら、ふと思った。「この歌に出てくるお弁当って、子供が喜ぶ中身じゃないよなぁ…」。
 この歌についてちょっと調べてみると、レコードとしてリリースされたのは1978年らしい。テレビで流れたのはもっと早いようだ。それから数々の子供番組で歌われ、CDやDVDに収録されるうち、時代の流れとともに、登場する食材が変わったりもしてきたようだ(例 サンショウさん→さくらんぼさん)。しかし、必ず出てくると言っていいのが、まず「おにぎり」(これは不変の定番)。次に「にんじん、ごぼう、レンコン」(キンピラか?根菜中心の煮物か?)。そして最後に「ふき」(またまた茶色いおかず)。子供のお弁当としてはかなりシブい。1970年代だと考えても、感覚にそう差はないだろう。にも関わらず、40年もの時を経て、今も子供たちに愛され、歌い継がれていることがすごいと思う。「ゾウさんのお弁当をつくろう!」と小さな体をいっぱいに使って手遊びしたり、逆に「アリさんのお弁当を!」と指先でお弁当をつくりながら小声で歌ったり…。自分の昔を振り返っても、あれは本当に楽しかった。
 作詞は数々の名作を世に送り出している絵本作家の香山美子さん。御歳87歳。作詞家としても素晴らしい作品を手がけていて、「げんこつやまのたぬきさん」「いとまきのうた」など、この曲を歌わずに大きくなった人はいないのでは!?と言っても過言では曲ばかりだ。皆、「げんこつやま」でじゃんけんを覚え、「いとまき」はよく意味もわからず♪い~と~まきまき♪していたのではなかろうか。今の子供たちにも相変わらずの大人気だ。きっと、おばあちゃんと遊んでいるような、温かなぬくもりの中に身を委ねられるような、そんな幼い子を包む愛情が根底にあるのだろう。意味がどう、中身がどう、なんてことは超越するような…。退屈なはずのおはじきも、おばあちゃんと一緒だと楽しかったように。
 話を「おべんとうばこ」に戻そう。みなさんは、「きざ~みしょうがに」の後、何と歌っているだろうか?私は「ごましおふって」だが、これは間違いだそうで、香山さんは「ごまふりかけて」だとHPでおっしゃっている。どちらにしてもあまり見慣れないおかずだが、今度茶色いおかずとともに、完全再現して持たせてみようか。おばあちゃんの愛情効果は、食においても発揮されるか!?

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