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新たな世界  高山 幸代

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先日、人生初めてドッグランなるものに出かけた。実家の母が、生まれて間もない子犬を飼い始めて間もなく1年。それまでの私は犬とはうまく心を通わせられない性質で、幼い頃に噛まれたことも数回。苦手意識が拭えず、一生飼うことはないと思っていた。そんな私が、愛犬を抱きかかえてドライブし、ドッグランまでやって来た、という事実に自分でも笑ってしまう。数年前には想像もつかなかったことだ。母も私も犬を飼った経験はなく、不安を抱えながらではあったが、伴侶をなくした母の寂しさと、我が娘の犬好きが大きな後押しとなり、犬との生活がスタートした。かつて長く犬を飼っていた夫だけが唯一の頼りで、この1年は週に1、2度は実家に通い、全面的なサポートをしてもらいながら、母は何とか過ごしてきた。その間、気づけば私もすっかりメロメロになってしまい、犬を散歩させに実家に行くのが、私達家族の週末の楽しみになっている。
さて、愛犬同様ドッグランデビューの私。「うちの子」はかわいいけど、他の犬に対してはどうか…?恐る恐るエリアに入る。たくさんのワンちゃんが駆け抜ける中、うちの犬はと言えば…、せっかくはるばるドッグランまで連れて来たというのに、喜ぶわけでも尻込みするわけでもない。とにかくその場所のにおいが衝撃的のようで、興奮気味に床のにおいをひたすら嗅ぎまわっている。こちらとしてはちょっとがっかりしながらも、黙ってしばらく様子を見ていると…、「おっ!近寄って行った!」「一緒に走り始めた!」「じゃれ合っている!!」。見たことのない愛犬の姿。はしゃいでいて、とても楽しそうだ。そして、お友達を連れて私の元に走ってきた。お友達を紹介してくれ、そのお友達も私に挨拶するかのように甘えてくる。「な、何なんだ、この感情は…。うちの子だけじゃなく、よその子もかわいいではないか!!!」。そのうち、仲良くなった犬の飼い主同士で、自然と会話が始まる。当然、犬談義だ。自分の変わり様に驚くとともに、新しい世界に足を踏み入れた気がした。
道内各地、運動会シーズンを迎えている小学校が多いが、我が家も先週末、1年生になった娘の初めての運動会があった。我が子の活躍はもちろんだが、他の子供達全員の頑張る姿が感動的で、目頭が熱くなってしまうシーンが多々あり、困ってしまった。愛犬と愛娘に、新しい場所に連れ出してもらい、これまで味わったことのないような愛しさを知る…、人生まだ見ぬ世界があるものだと教えてもらった、今年の5月だった。

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