レディースデイ 内山 佳子
2017年3月12日(日)
内山 佳子
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映画はもっぱら子どもと楽しめるディズニー作品を観ることが多い。そんな中、アカデミー賞最多６部門受賞で話題の「ラ・ラ・ランド」大人のラブ・ストーリーをふらりと一人で観に行きたい！と思い立った。しかしそれを察知した８歳の娘が一緒に行くと騒ぎ出した。しぶしぶ上映を調べると「吹き替え」がない。（よっしゃ！）心の中でほくそ笑みながら表情はつとめて残念そうに「あ〜、字幕しかないから無理だわ」と伝えると「字幕って何？」と聞かれたので説明。すると「大丈夫！もう『愛してる』だって『恋してる』だって漢字読めるから！」と食い下がって来た。うぬぬ。連れ立って劇場へ。料金が割引になる「レディースデイ」を選んで足を運ぶと、見事に客席は大人の女性で賑わっていた。ロサンゼルスを舞台に、ジャズピアニストのセバスチャンと女優志望のミア、惹かれ合う二人の物語。素晴らしい音楽やダンス、ロマンチックなデートシーン。ロサンゼルスの名所も数々登場するので、旅行気分も味わいながらウットリとした時間を過ごした。帰路に就き車中、娘に感想を尋ねると「恋って難しいと思った」そうな。読めない漢字は３つだけだったとも豪語した小さなレディーとこれから楽しむ映画の幅が広がりそうだ。