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【店舗に突っ込む】相次ぐ高齢ドライバーの事故 自分では気づきにくい「体の衰え」

福島県で97歳の男が運転する軽乗用車が歩道に突っ込み5人を死傷させるなど、

高齢ドライバーによる事故が社会問題になっています。

自動車学校で高齢者の講習会を取材すると、体の衰えは自分では気づきにくいという現状がありました。

前方部分が大破した軽乗用車。

今月19日、福島県福島市で軽乗用車が歩道を数10メートル暴走し、

歩道を歩いていた42歳の女性が死亡するなど5人を死傷させた事故。

運転していたのは97歳の波汐國芳容疑者でした。

高齢ドライバーの事故は道内でもー

札幌市西区では8月、79歳の女性が運転する乗用車が暴走して多重事故を起こし、

自転車に乗っていた70歳の女性が死亡。

札幌市中央区ではおととい、80歳の男性が運転する乗用車が紳士服店に突っ込みました。

相次ぐ高齢ドライバーの事故ー

何が原因なのでしょうか。

(札幌方面南警察署 長谷川雄一 交通第一課長)「高齢者になりますと、

若い人と比べると足の筋力が衰えたり反応速度が若い人よりも遅くなってしまう。

自分の身体の衰えっていうのは感じづらいところはあると思います」

道内では先月末までに交通事故で96人が亡くなっていて、

そのうち4割近くの35人が高齢者ドライバーが関係する事故でした。

札幌市内の自動車学校できょう開かれていたのは、70歳以上が対象の高齢者講習です。

参加者の1人、70代の男性です。

(教官)「右から車がこなければ出ます。ウインカー左、それ右だよ」

しばらくは問題なく走行していましたがー

(教官)「ここまで来ちゃったでしょ、一時停止線オーバーしているからね」

一時停止の標識で停止線を越えてしまいました。

また、こちらの男性はー

(教官)「3番交差点右です、確実に減速する!」

一時停止の標識で停止せず、徐行状態で右折してしまいました。

(教官)「まだ現実に車乗ってます?いっつもこんな運転?ちょっとあぶなっかしい。

一時停止2か所通ったけど2回とも止まってない」

(参加者)「講習を受けて思ったことは、年なんだなと。適当なところで運転はやめたいと思います」

(参加者)「人様を傷つけたり命を奪ったり、そういう過失は犯したくないよね」

高齢ドライバーの事故を防ぐために必要なのはどんなことなのでしょうか?

(札幌方面南警察署 長谷川雄一 交通第一課長)「スピードをしっかり落として周りの安全確認、

そういったものをしていただくことが一番」

また、運転する際の姿勢も重要だと言います。

(札幌方面南警察署 長谷川雄一 交通第一課長)「シートの位置は遠すぎるとブレーキに足の力が伝わりにくくなる。

前の方に移動してしっかりハンドルを操作できる位置に合わせて」

なくならない高齢ドライバーによる事故。

路面も凍結するこれからの時期はより一層の注意が必要です。
11/22(火)「どさんこワイド179」  11/22(火)18:41更新

北海道