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【スーパーでアルバイト】年間25万円の奨学金給付 返済は不要 困窮する学生を支援

コロナ禍の長期化は、アルバイト代などで学費や生活費をまかなう学生の生活を圧迫しています。

札幌のスーパーでは返済不要の奨学金を給付する制度の受付がはじまりました。

札幌市の専門学校生・谷出結菜さんです。

歯科衛生士になる夢をかなえるため、学業の傍らコープさっぽろでアルバイトをしています。

(同僚)「バイトのリーダー的存在」

(谷出結菜さん)「みんな優しくて働きやすいです」

谷出さんはコープさっぽろの給付型奨学金制度を活用しています。

この制度は大学生や専門学校生が対象で、

一定時間以上店で働くことを条件に年間25万円の奨学金が給付され、返還する必要もありません。

(谷出結菜さん)「すごく助かります。(借りるタイプの奨学金だと)何か利子がつくのかとか、

常に頭にありながらバイトしてるんじゃないかなって思います」

この制度はコープさっぽろが2017年からはじめました。

コロナ禍の影響で利用者は増加していて、当初200人弱程度だったのが現在はおよそ350人まで利用者は増えています。

(コープさっぽろ採用グループ長 小浜貴洋さん)「学生の貧困問題というのがありまして、

大学に通うにも資金面でなかなか苦労している。奨学金をもらったとして借金ですよね。

どうにかコープさっぽろでお役立てできることはないかという形でスタートしたのが始まりの制度でございます」

学生の貧困問題に詳しい、北海学園大学の川村雅則教授です。

川村教授が北海学園大学の学生を調査した結果、奨学金やアルバイト収入がなかった場合、半数以上が就学の継続は不自由、ないし困難であることが分かりました。

さらにコロナ禍の影響でバイトのシフトが減らされるなど、経済的に苦しい学生も少なくありません。

(女子学生)「大体月に3万円弱くらい(奨学金を)いただいています。

元々は返済するタイプも受け取っていたが、4年を通すと膨大な金額になるので、途中で打ち切って給付だけいただいています」

(男子学生)「(奨学金を)14万円借りています。学費を払いながらになると、

貯金も底をついて今は辛い状況です。お金に余裕があったら勉強にも集中できるんで」

川村教授は、貸し付けるのではなく返済不要の奨学金の拡充など、学生の学びを社会全体でサポートする仕組みが必要だと指摘します。

(川村雅則教授)「学生が身につけた力というのは社会に還元されていくわけですから、

そういう意味では社会全体で支えていくという考え方を強めていくことが必要じゃないかというふうに思います」

経済的に困窮する若者をどうサポートするかー

学生たちへの支援が求められています。
1/17(火)「どさんこワイド179」  1/17(火)18:41更新

北海道