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【異常事態】まだ1隻も出漁できず 「協議できない」北方領土周辺の安全操業

先の見通せない状況に、漁業関係者からは不安の声が上がっています。

北方領土周辺での安全操業について、ロシア側が交渉に応じないと表明したことをうけ、

北海道・羅臼町ではスケソウダラ漁に出られない異常事態が続いています。

道の駅に隣接する羅臼漁協の直営店。

今が旬のスケソウダラが並んでいました。

ただ、これはすべて羅臼の前浜で獲れたものです。

(海鮮工房 森毅さん)「安全操業はかなり水揚げ量があるので漁業者も困ります」

北方領土周辺でロシア側に協力金を支払って漁をする、いわゆる「安全操業」。

1998年から毎年、両政府が協議をして漁獲量などの条件を決めてきました。

しかし、ロシア側は先週「現時点で政府間協議はできない」と、一方的に通知してきたのです。

ウクライナ侵攻による日本の制裁が背景にあるとみられていて、政府はロシア側に抗議しました。

(松野官房長官)「可能な限り早いタイミングで操業を実施できるようロシア側に強く求めていきます」

安全操業ではホッケ・スケソウダラ・タコなどを獲りますが、年明けから始まるスケソウダラ漁はまだ1隻も出航できていません。

これは初めての事態です。

釧路市の和商市場でも今後への不安の声が聞かれました。

(記者)「これは羅臼産ですか?」

(田村商店 田村秀樹社長)「羅臼産です。この羅臼のホッケを年間通して何トンも扱っているので、

ホッケも秋から安全操業があるし、ホッケを主体としている自社としては影響が出ないか、大変な状況です」

政府は影響を受ける漁業者への支援を表明していますが、安全操業の行方に懸念が広がっています。
1/24(火)「どさんこワイド179」  1/24(火)18:41更新

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