北海道・紋別市で、人の生活圏に近い場所でのクマの目撃が続いています。

市内では今月に入りクマの目撃情報は１１件相次いでいて、市や警察が注意を呼び掛けています。

きのう紋別市渚滑町の国道２７３号沿いで撮影されたドライブレコーダーの映像です。

道路右側から飛び出してくるクマ。

突然のことで避けられず衝突してしまいました。

運転していた男性にけがはなく、クマも逃げ去りましたが、車はライトが割れ、側面も大きくへこみ、その衝撃がうかがえます。

付近ではきょうも目撃情報がー

草むらの上をゆっくりと歩き回っています。

午前８時１５分ごろ、車がクマと衝突した現場近くの草地で、地元の森林組合の男性が体長１.５メートルほどのクマ１頭を目撃しました。

森林組合によりますと、クマは付近の国道を横切ったあと草地をうろつき、しばらくして南側の雑木林に逃げていったということです。

警察はきのう車と衝突したクマと同一個体の可能性もあるとみています。

おとといには近くの住宅の敷地内でもクマの姿が確認されるなど、紋別市では今月に入りクマの目撃が１１件にのぼっていて、市や警察は警戒を呼び掛けています。