【仕組み作り】高齢者の免許返納を簡単に タクシーで無料送迎 1度ですべての手続きが終了
高齢者による交通事故があとを絶たないなか、北海道・北竜町では、免許証の自主返納を促す道内初の取り組みが始まりました。
キーワードは「タクシー送迎」と「一括返納」。
実際にきょう手続きを行った83歳の女性に密着しました。
午後1時前。
北竜町の民家の前に止まった1台のタクシー。
浅野幸子さん83歳の迎えにやってきました。
きょう運転免許証を返納するといいます。
実はこれこそが、北竜町と深川警察署がきょうから始めた取り組みです。
高齢者が免許証を返納する際にタクシーを手配し、隣町の警察署まで無料で送迎します。
(浅野さん)「子どもたちが、高齢になっているので心配だからということで決めました」
新たに始まったのは送迎だけではありません。
(手続きの様子)「免許証は、取り消しをしましたということで、穴を開けさせていただきました。
運転経歴証明書が出来上がったら、役場の方に連絡して取りに来ていただく形になりますので、手続きは以上で終了になります」
これまでは、免許証を返納したおよそ1か月後に警察署で運転経歴証明書が発行され、
さらにそのおよそ1週間後に再び役場に行き、タクシーチケットなどの返納特典を受け取る必要がありました。
しかしこれからは役場の職員が手続きを代行。
1度の外出で免許返納が全てできる、道内初の取り組みです。
きっかけは、道内でもあとを絶たない高齢者の事故。
けさも札幌市中央区では、自転車に乗っていた36歳の女性が76歳の高齢者にひかれる事故があり女性が死亡。
そして2019年には東京都・池袋で、当時87歳の男が11人を死傷させる暴走事故が発生。
社会に大きな衝撃を与えました。
(北竜町 佐野豊町長)「ことし町でも死亡事故が2件続いて起きたので、
この制度をたくさんの方に利用してもらいながら、安全な生活をしてほしいと思っております」
(浅野さん)「簡単でしたね。本当にありがたく思います」
免許返納をしやすい環境を整えることも、事故による犠牲者を減らすことにつながる重要な取り組みといえます。
道警は、この年の4月に起きた池袋の暴走事故によって自主返納する人が増えたと分析しています。
しかしその後は、また返納数が徐々に減少してきています。
事故が起きてからではなく、命が失われる前に免許の返納をよく検討することが重要です。
キーワードは「タクシー送迎」と「一括返納」。
実際にきょう手続きを行った83歳の女性に密着しました。
午後1時前。
北竜町の民家の前に止まった1台のタクシー。
浅野幸子さん83歳の迎えにやってきました。
きょう運転免許証を返納するといいます。
実はこれこそが、北竜町と深川警察署がきょうから始めた取り組みです。
高齢者が免許証を返納する際にタクシーを手配し、隣町の警察署まで無料で送迎します。
(浅野さん)「子どもたちが、高齢になっているので心配だからということで決めました」
新たに始まったのは送迎だけではありません。
(手続きの様子)「免許証は、取り消しをしましたということで、穴を開けさせていただきました。
運転経歴証明書が出来上がったら、役場の方に連絡して取りに来ていただく形になりますので、手続きは以上で終了になります」
これまでは、免許証を返納したおよそ1か月後に警察署で運転経歴証明書が発行され、
さらにそのおよそ1週間後に再び役場に行き、タクシーチケットなどの返納特典を受け取る必要がありました。
しかしこれからは役場の職員が手続きを代行。
1度の外出で免許返納が全てできる、道内初の取り組みです。
きっかけは、道内でもあとを絶たない高齢者の事故。
けさも札幌市中央区では、自転車に乗っていた36歳の女性が76歳の高齢者にひかれる事故があり女性が死亡。
そして2019年には東京都・池袋で、当時87歳の男が11人を死傷させる暴走事故が発生。
社会に大きな衝撃を与えました。
(北竜町 佐野豊町長)「ことし町でも死亡事故が2件続いて起きたので、
この制度をたくさんの方に利用してもらいながら、安全な生活をしてほしいと思っております」
(浅野さん)「簡単でしたね。本当にありがたく思います」
免許返納をしやすい環境を整えることも、事故による犠牲者を減らすことにつながる重要な取り組みといえます。
道警は、この年の4月に起きた池袋の暴走事故によって自主返納する人が増えたと分析しています。
しかしその後は、また返納数が徐々に減少してきています。
事故が起きてからではなく、命が失われる前に免許の返納をよく検討することが重要です。
6/20(月)「どさんこワイド179」
6/21(火)5:54更新