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【廃線まで半月…JR北海道・留萌線】記念品グッズが人気

多くの鉄道ファンが訪れています。

3月31日限りで一部の区間が廃止となるJR留萌線。

鉄道の思い出を形に残そうと、記念品を販売するイベントではグッズが飛ぶように売れていました。

長い行列の先には…木造の小さな駅舎。

ホームにはカメラを構える人たちも。

(アナウンス)「留萌行き普通列車到着します」

到着したのは2両編成のワンマン列車です。

続々と列車から降りてきた人たちのお目当てはー

「駅カードとウロコダンゴで2700円になります」

飛ぶように売れていたのは、留萌線廃止の記念グッズです。

1日限定30個のお菓子は、わずか15分で完売。

この日、一部の路線が廃止されるのを前に、記念品を販売するイベントが開かれました。

会場は沼田町にあるJR恵比島駅。

駅の構内には、留萌線沿線の駅の写真が印刷された記念カードや、

特別な包装紙で包まれたお菓子などの限定グッズが並び、道内外から多くのファンが詰めかけました。

(男性)「4000円から5000円は使っていますね。こういう弁当とか。一番大事なのはかけ紙」

こちらの男性は神奈川県から通っているといいます。

(男性)「なくなってしまうので来ました。(廃止は)残念ですね」

惜しまれているJR留萌線は、深川市から留萌市までつなぐおよそ50キロ。

かつてはニシンや石炭を運ぶ大切な貨物路線でした。

しかし、利用客の減少などからJR北海道と沿線自治体は、石狩沼田‐留萌間を今月31日に最終運行とすることで合意。

また、3年後には深川‐石狩沼田間も廃止される予定です。

留萌線の思い出を少しでも形に残したいと、旭川の鉄道雑貨店が今月末までの土日祝日でイベントを実施しています。

(てつどう雑貨の店ぽっぽや 安田威代表)「最後、鉄道が走っている姿をいまのうちに思い出として、

次の世代に伝えていってほしい。お子さんやお孫さんにね」

一方、沼田町ではこんな取り組みもー

(沼田町 総務財政課 亀谷良宏 課長補佐)「こちらがオリジナルの駅名標を展示できるボードです」

展示されていたのは「ぬまたたろう」と書かれた駅名標。

実はこれ、沼田町がふるさと納税の返礼品として先月から始めたもので、

ミニ駅名標に自分の名前など好きな文字を入れることができるんです。

この駅名標は、石狩沼田‐深川間が廃止となる2026年3月末まで展示され、廃止後に受け取れるということです。

(沼田町 総務財政課 亀谷良宏 課長補佐)「鉄道ファンの方にいろいろなアドバイスをいただいて、

記念に残るもの・思い出に残るものが何かないか相談しながら決めました」

留萌線の記憶を形に残したいー

石狩沼田‐留萌間のラストランは今月31日です。
3/15(水)「どさんこワイド179」  3/15(水)19:08更新

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