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土砂流出で「鰊御殿」休館 大雨の爪痕 道路冠水や家屋浸水150件の被害 北海道小樽市

きのうの北海道内は大気の状態が非常に不安定となり、雷や激しい雨に襲われました。

土砂崩れなどが発生した小樽市ではきょうも対応に追われています。

冠水して川のように水が流れる坂道。

車のタイヤの半分ほどまで水が溜まっています。

きのう1時間で37.5ミリの大雨となった小樽市では、道路の冠水や家屋の浸水など150件の被害が出ました。

市内の菓子店では店の前の道路が冠水。

店の中にまで水が押し寄せる事態に。

(円甘味 堀井久志社長)「私は小樽で生まれて小樽で育ったんですけど、こんなのは初めて。びっくりですね」

小樽市の中心部では、けさも後片付けに追われていました。

さらに住宅地でもー

コンクリートの外壁が崩れ、家の裏手まで流れ込む土砂。

土砂崩れなどの被害が発生しています。

(住民)「心配で寝れなかった。朝5時ごろ目が覚めた」

現場では朝から市の職員が訪れ、被害状況の調査が行われました。

(小樽市 上石明副市長)「今回の被害の現状把握をきちんとして、その後、各被害状況に応じて市としてどういうことができるのかを検討していきたいと考えています」

被害は道有形文化遺産の鰊御殿でもー

きのう午前10時半ごろに土砂崩れの発生を確認したということです。

建物の下の土砂が流れ、柵が壊れていました。

建物自体に被害はありませんでしたが、安全が確認できるまで当面の間休館にするということです。

雨はやみましたが、後片付けにはまだまだ時間がかかりそうです。
9/13(水)「どさんこワイド179」  9/13(水)16:30更新

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