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新球場から300メートル 新駅の場所変更 工事費も3割削減 資材高騰で見直し JR北海道

JR北海道は、北広島市の北海道ボールパークFビレッジの隣接地に整備する新駅の整備場所を明らかにしました。

球場との距離はおよそ300メートルで、工事費も3割削減し、当初の予定金額に近づけて整備するということです。

(宇佐美記者)「新しい駅はあちらのあたりに建設される予定です。球場までの距離はおよそ300メートルで、当初の計画よりも100メートルほど短くなりました」

JR北海道が北広島市のボールパーク隣接地に整備する予定の新駅。

きょう、その移設場所が明らかになりました。

当初出ていた案よりJR北広島駅側に200メートル移動させ、

球場との距離は従来の400メートルから300メートルに短縮されるということです。

これにより新駅から球場まで徒歩4分弱で到着できる見通しです。

ボールパークを訪れた人はー

(女性)「みんなが利用しやすい駅を、お金かかるのはちょっと大変だけど、なるべく近くて早くできてほしい」

(女性)「楽しみにしていました、駅ができるの。結構遠くなので」

(女性)「私も近くになれば歩いても来られるので、すごい便利だなと思います」

新駅整備をめぐっては、JR北海道が2019年に工事費が80億から90億円程度と見込んでいましたが、建設資材や人件費の高騰から価格が上昇。

今年3月には115億から120億円程度に膨らむとの見通しを示していました。

JR北海道の綿貫社長は新駅整備費用について、当初案と同程度の85億から90億円に削減するとともに、

北広島市と合意してから5年程度で完成させる計画案を発表しました。

(JR北海道 綿貫泰之社長)「工事費圧縮、工期短縮を配慮した見直しを今まで行ってまいりまして、概算工事費はおおむね85から90億円で、工期は約5年」

2027年度末までの新駅設置を求めていて、工事費用を負担する北広島市は、

「新駅整備計画再検討の内容を早急に確認し、整備に向けた検討を進めてまいります」とコメントをだしました。

ファイターズ側の受け止めはー

(ファイターズスポーツ&エンターテインメント 取締役事業統轄本部長 前沢賢さん)「実際新駅の乗降場所だけできてもまったく意味がなくて、乗降場所と球場の間もどうしていくのかという話もたくさんあるので、それはこれから超えなきゃいけないハードルはたくさんある」

新駅整備に向けたJR北海道と北広島市などの調整はこれから本格化していきます。
9/13(水)「どさんこワイド179」  9/13(水)18:35更新

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