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「医療費の還付金がある」市役所職員を名乗る男らから 電話3回の振り込みで被害額約220万円

札幌・南警察署は16日、札幌市南区に住む60代の男性が市役所職員を名乗る男らに現金約220万円をだまし取られる還付金詐欺事件が発生したと発表しました。

男性は13日、市役所職員を名乗る男から電話があり、「医療費の還付金があります」「銀行の職員に電話をさせます」「ATMについたら金融機関のコールセンターに電話してください」などと言われ、コールセンターの電話番号を伝えられました。

14日朝、さらに銀行職員を名乗る男からも電話があり、還付金をもらえると信じた男性は、指定された銀行のATMコーナーに行き、ATMの前で金融機関のコールセンターだと伝えられた番号に電話をかけると、銀行職員を名乗る男からATMの操作方法を指示され、他人名義の口座に約49万円を振り込んだということです。

振り込みが終わった後、銀行職員を名乗る男から電話があり「エラーが起きている」「あす改めて電話をするから家にいてください」などと言われました。

15日朝、銀行職員を名乗る男からATMに行くように言われた男性は、同様に約98万円、さらに16日にも同じ方法で約73万円を振り込み、計3回で現金約220万円をだまし取られました。

3回目の振り込みが終わった後、詐欺ではないかと不審に思った男性はコンビニエンスストアのATMで口座の残高を確認したところ、残高が減っていたことに気づき、警察に相談したことで事件が発覚したということです。

警察は「ATMを操作して還付金が受け取れますという話は詐欺です」と注意を呼び掛けていて、詐欺電話が来たら警察相談専用電話「♯9110」に相談してほしいとしています。
9/17(日)「STVニュース」  9/17(日)12:30更新

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