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9月なのに蒸し暑い 本州と変わらない 量販店では除湿器が売れ行き好調

「北海道の夏は暑くてもカラッと…」

そんなイメージを覆すような、湿度の高い蒸し暑い日が続いています。

その原因、そして売り場でおきている“異変”とは?

街を歩く人たちはまだまだ半袖姿。

大通公園でも憩いのお供はソフトクリームが主役。

それもそのはず。

きょうの札幌の最高気温は、午後3時現在で29.2℃。

9月も半ばを過ぎたというのに、この蒸し暑さー

(道民)「暑すぎて北海道のいいところなくなったなみたいな」

(道民)「熱気、もわ~ってする感じ。ちょっと歩くだけでめっちゃ汗かく」

(道民)「カビが生えるのとかも去年に比べたら多いかなって感じはします」

今年は“蒸し暑い夏”が続いています。

量販店では“異変”もー

(鷲見記者)「冬に向けて暖房製品が並んでいますが、その奥にずらりと並んでいるのが、除湿器です」

例年は6月から7月が売り上げのピークという除湿器。

9月に入ってからも1日に5台以上売れる日もあるということで、この店ではおよそ20種類の除湿器を取り揃えています。

(ビックカメラ札幌店 中村朱希さん)「例年であるともう涼しくなっているので、ここまで売れることというのはあまりないですね」

今年の夏の蒸し暑さは、太平洋高気圧が例年よりも日本側に張り出し、湿った空気が北海道付近に流れ込んできていることにあります。

例年はお盆を過ぎるとこの太平洋高気圧の勢力は弱まりますが、ことしは9月に入っても勢力を保っていて、ここまで蒸し暑さが続いています。

ホームセンターでも例年にない動きがー

(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁ブロック長)「湿気とりですね。余計な湿気を吸い取ってくれるといったものが良く売れています」

このホームセンターでは、除湿関連製品の売り上げが9月に入っても落ち込まず、去年の同じ時期より1割ほど多いといいます。

(鷲見記者)「湿気とりのための製品のコーナーは普段はここだけということですが、今は3か所も設置されています」

(客)「本州と変わらないくらいの感じですね。窓を開けても暑いし、夜も暑いし」

本州と変わらない…という声も聞かれる今年の北海道の夏。

暑さだけでなく湿気対策も文字通り「無視」できません。
9/18(月)「どさんこワイド179」  9/18(月)16:08更新

北海道