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ラピダス効果か 住宅地の上昇率で千歳市がトップ3を独占 商業地も上位に 全国地価調査

ことしの地価調査で、北海道千歳市の地価上昇率が全国の上位を占める結果となりました。

千歳市の魅力と地価が上がるその要因とは…?

(長南記者)「千歳市に来ています。商業施設に近いこちらの場所が、いま全国の住宅地でいちばん地価が上がっているんです」

(近所に住む人)「イオンも学校も公園も全部近くにある。生活に不便はないです」

千歳市栄町5丁目。

ここが、今回の地価調査で前年に比べ30.7%上がり、全国でいちばん地価が上がった場所となりました。

ことしの地価調査、注目は千歳市です。

住宅地の地価上昇率、全国ランキングの上位3位は千歳市が独占しています。

さらに商業地の地価調査でも、千歳市内で軒並み前年より30%上がり、上昇率ランキングで全国2位から4位を占めました。

(千歳市民)「そうなんですか。(地価が)高いってうわさは聞いたことがありました」

(千歳市民)「千歳は交通の便もよくて車で行けばなんでもあるので住みやすいです」

千歳市内の幹線道路には飲食店や量販店が数多く並び、買い物にも便利だといいます。

もともとの住みやすさに加え、ここに来て地価が急上昇しているのは、やはり“あの施設”の存在を専門家は指摘します。

(北海道不動産鑑定士協会 斎藤武也さん)「進出が発表されたラピダスを要する千歳市の商業・住宅・工業、全てにおいて高い上昇率を示したというのが今回のトピックスですかね。工場地に働く人の家族はどこに住むだろうとなると、やっぱり千歳市に住むんだろうと。地理的に」

次世代半導体の製造を目指す「ラピダス」。

2025年4月までに試作ラインを稼働させ、27年に量産を開始する見通しです。

完成前からはやくもその効果や存在感を示した形となった“ラピダス”。

ラピダスや関連施設で働く人が千歳市に住むだろうという期待感が、さっそく地価にも表れたと言えそうです。
9/19(火)「どさんこワイド179」  9/19(火)18:46更新

北海道