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“核のごみ”調査応募表明の寿都町「緊迫の一日」

片岡町長が“核のごみ”調査応募を表明した寿都町は、未明に町長の自宅で放火未遂事件が起きるなど、緊迫した一日となりました。この一日の動きをまとめました。

8日朝。一軒の住宅を捜査する警察官。窓ガラスの破片が散乱しています。事情を説明している1人の男性…寿都町の片岡町長です。いわゆる「核のごみ」の最終処分場選定をめぐり、反対の声が多くあがる中、一貫して文献調査への応募に意欲を示してきた片岡町長。8日、正式に応募の意向を表明すると見られていたタイミングで事件は起きました。8日午前1時過ぎ、片岡町長が自宅の窓が割れて焦げていることに気づき、自ら警察に通報。火は町長が自力で消し止め、本人や家族にけがはありませんでした。何者かが火炎瓶のような不審物を投げ込んだとみられています。
(付近の住民)
「サイレンは鳴らなかった。知らない人がたくさんいる。防犯カメラをつけてもらわないと」
警察は「文献調査への応募を巡る動き」が事件の背景にあるとみて捜査を進めた結果、町内に住む70代の男が浮上。現在男から詳しく事情を聴いています。
(寿都町 片岡春雄町長)
「(Q火事はどんなことがあったのでしょうか?)……」
警察に事情を説明後、無言で役場に入った片岡町長。8日午前の段階でSTVの取材に対し「事件は応募の判断に影響はない」と語りました。ちょうど同じころ、取材に応じた反対派の住民・吉野寿彦さん。吉野さんは市民団体を立ち上げ、調査応募の賛否を問う住民投票のための新たな条例を制定しようと活動しています。
(反対派 吉野寿彦さん)
「(Qけさ、片岡町長の自宅で不審火があったが?)反対派からすると悲しい出来事。事件になったことは残念。(Q町長との議論を振り返って)全く議論になっていない。聞く耳を持っていない。民意を大事にするのであれば、やはり住民投票で結果を出してもらいたい」
そして始まった町議会の全員協議会。その結果…。
(編集長)
「速報お願いします」
(寿都町 片岡春雄町長)
「議員各位、議論して頂いた中で、私の強い思いを尊重して頂いた。文献調査の応募をただいま表明したい」
応募を正式に表明した片岡町長。検討が明るみになってからわずか2か月弱でのスピード決定です。片岡町長は近く経産省に出向き手続きを進める方針です。
10/8(木)「どさんこワイド179」  10/8(木)16:44更新

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