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食い違う主張 密室で奪われた小さな命 2歳児衰弱事件あす判決 裁判で見えた「3つのポイント」

去年6月、札幌市で2歳の女の子が衰弱死した事件で交際相手の男に対する裁判員裁判は15日、判決が言い渡されます。男は無罪を主張していますが、裁判では主に3つのポイントが争われています。裁判所にどう判断されるのでしょうか。

これまでの裁判で、亡くなった池田詩梨ちゃんは20日間にわたり自宅に閉じ込めていたことが明らかになりました。そして体にはその期間にできたとみられる頭の骨折や顔のやけどなど虐待の痕がみつかったのです。

(藤原一弥被告)「詩梨が冷蔵庫をあけてぐちゃぐちゃにしたとき、いきなり池田が頭をたたいた」
(池田莉菜被告)「ベビーガーに手をぐるぐる巻きにされていて、粘着テープで口もふさがれていた」

藤原一弥被告と池田莉菜被告は自分がけがをさせた事実はないとしたうえで、お互いの暴行を証言しました。札幌市児童相談所に残された記録です。事件の20日前、警察が詩梨ちゃんに接触した際、「虐待が心配される状況はなかった」と書かれています。しかし発見時には痩せ細り、ほとんど骨と皮だけの状態でした。検察は急速に痩せ、亡くなる5日前には歩けないほど衰弱していたと主張。対して弁護側は、詩梨ちゃんの気管支に嘔吐物のようなものがあったことを根拠に、死因は窒息死だと反論しました。検察はけがをさせた藤原被告は当然保護をする立場だったと指摘。対して弁護側は衰弱に気づいていなかったため保護する立場ではなかったと反論しました。

(検察)「唯一頼るべき存在の2人に放置され、暴行を受けたことは生き地獄としかいいようがありません。藤原被告に対して懲役18年を求刑します」

元検察官の中村浩士弁護士は池田被告の証言の裏付けが大きなポイントになると主張します。

(元検察官 中村浩士弁護士)「(池田被告は)自身も罪に問われている立場なので、自分の利害関係で虚偽供述する動機がある。暴行を見たという供述をほかの事実で裏付けられるるかどうか。裁判所がどのように判断するか」

(村崎記者)「(現場描写)今回の裁判を亡くなった詩梨ちゃんは、どのような気持ちでみているのでしょうか。」
10/15(木)「どさんこワイド179」  10/15(木)18:46更新

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