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「藤原被告の暴行に矛盾はない」2歳児衰弱死事件 交際相手の男に懲役13年 札幌地裁

「主文、被告人を懲役13年に処する」判決が言い渡されると、藤原一弥被告は、うつむいて瞬きを繰り返し、動揺した様子をみせました。判決によりますと、藤原被告は去年5月から6月の間、交際していた池田莉菜被告の長女・詩梨(ことり)ちゃん当時2歳に頭を複数回なぐる暴行を加え、十分な食事を与えずに放置し衰弱死させました。母親の池田被告も藤原被告とともに衰弱する詩梨ちゃんを放置したとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。「一切やっていません」これまでの裁判で一貫して無罪を訴えてきた藤原被告。暴行については証人として出廷した池田被告と互いの暴行を証言し合い、真っ向から対立しました。「詩梨が冷蔵庫をあけてぐちゃぐちゃにしたとき、いきなり池田が頭をたたいた」「一弥くんが買ったモンブランを娘が食べたら平手で頭をたたいた。そのまま倒れた娘の腕を引きずり洗面所に閉じ込めた」さらに詩梨ちゃんは直前まで自らスプーンを使って食事し、元気だったと話し、保護責任者遺棄致死についても無罪を訴えました。「唯一頼るべき存在の2人に放置され、暴行を受けたことは生き地獄としかいいようがない」対して検察は、数々の暴行と食事を与えず放置した行為が衰弱死につながったとして、懲役18年を求刑しました。
(村崎記者)「判決までまだ1時間ほどありますが、裁判所の前には傍聴券を求め長い列が出来ていて、注目の高さがうかがえます」
迎えた16日の判決。札幌地裁には20席の傍聴券を求め、174人がつめかけました。
(森永記者)「13年です。藤原被告に懲役13年が言い渡されました」
「池田被告の証言は慎重な吟味が必要ではあるが、ほかの証拠と合わせても、藤原被告の暴行に矛盾はない」札幌地裁は死との因果関係は認めないものの、数々の傷害のうち頭を複数回なぐる暴行を藤原被告の犯行と認め、「傷害罪」を適用しました。また「保護責任者遺棄致死」も認め懲役13年を言い渡しました。判決のあと行われた裁判員の記者会見では。
(裁判員)「幼い子の命を重く見る方向に進んでいけば、そういう判決になればと思っています」
「こういった事件を防ぐためには、子どもをもつ家庭を社会や第三者に開かれたものにするべきだと思いました」
詩梨ちゃんが負ったけがのほとんどが誰の犯行か分からないまま、幕を閉じた今回の裁判。検察は「判決内容を十分検討したうえ適切に対応したい」とコメント。弁護側は控訴について「いまは話しません」とコメントしています。
10/16(金)「どさんこワイド179」  10/16(金)18:57更新

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