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札幌の2歳児衰弱死裁判 母親の池田被告 20日に判決

札幌の2歳の女の子が閉ざされた部屋の中で犠牲になった事件の裁判員裁判で、20日母親に判決が言い渡されます。一貫して無罪を訴えてきた母親。懲役14年を求刑した検察と真っ向から意見が対立していますが、最大の争点となっている女の子の死因について改めてポイントを整理します。

(池田被告)「私は娘にご飯を食べさせていました。娘は亡くなる少し前まで元気でした。」
11月2日から札幌地裁で始まった池田莉菜被告の裁判員裁判。初めて証言台に立った際、涙ながらに自らの無罪を訴えました。しかし、検察側は池田被告に対して保護責任者遺棄致死の罪としては異例の懲役14年を求刑。去年5月から6月までの間、長女の詩梨ちゃん当時2歳に十分な食事を与えなかったうえ、交際していた藤原一弥被告の暴行で負ったけがの治療もせずに放置し、衰弱死させた責任は重いと指摘しました。
検察側は、詩梨ちゃんが2、3週間ほとんど食事を与えられなかったうえに暴行を受け、衰弱死したと主張。詩梨ちゃんの遺体には頭の骨折や顔のやけどのほかに、急激に痩せたときにできる皮膚のたるみができていました。さらに体重は平均の半分ほどー。亡くなる5日前には見て分かるほどぐったりしていたはずだと主張しています。対して弁護側は、池田被告がお風呂に入っている間に、詩梨ちゃんが嘔吐物を喉に詰まらせて窒息死したと主張しました。
(池田被告)「首を押さえて苦しそうにしている」
弁護側が注目したのは池田被告が119番通報した時に発したこの言葉。首を抑える仕草は窒息を意味する「世界共通のサイン」であると弁護側の臨床医が証言しました。
(村崎記者)「死因が窒息死であれば、詩梨ちゃんは容体が急変した後、助ける間もなく死亡したとみることもできるため、池田被告の無罪の可能性が出てきます。」
対して衰弱死であれば、池田被告は弱っていく詩梨ちゃんを長期間放置していた責任を問われることになります。
(検察)「被告人は詩梨ちゃんにとっては最後の頼みの綱でした。それなのに被告人は、交際相手との遊びや関係の維持を優先させた。被告人に、懲役14年を求刑します。」
法廷で詩梨ちゃんの写真が示されるたび、何度も涙を流した池田被告。涙の証しは愛情だったのか。だとすればなぜ幼い命は失われたのか、20日午前11時、札幌地裁の判断が示されます。
11/19(木)「どさんこワイド179」  11/19(木)19:16更新

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