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見据えるのは「次の感染拡大」医療クラスター続発の旭川市が得た教訓

大規模なクラスターが発生している北海道・旭川市。自衛隊が支援に入るなど深刻な状況が続いていましたが、感染者数は減少傾向にあります。しかし、受け入れ体制の強化など医療現場を守るための課題は残されたままです。

5日が仕事始めの旭川市。西川市長が年頭のあいさつをしました。

(旭川市 西川将人市長)「引き続き市内の感染状況を踏まえた、切れ目のない対策を講じていかないといけない」

旭川市内では、去年11月から100人を超えるクラスターが病院と障害者施設の3か所で発生。自衛隊が支援に入るなど、深刻な状況が続きました。

(金澤記者)「吉田病院は4日から外来が再開する予定でしたが、感染者が出たことでまだ中止となったままです」

これまで216人が感染している吉田病院では、一部の外来診療再開は延期となったものの、感染の拡大はほぼ収束。

旭川市内では12月8日をピークに1日の新たな感染者数は減少傾向にあります。

これまで患者を受け入れ続けてきた医療現場は、いま。

(旭川医療センター 西村英夫院長)「現在20床あって8人が入院している。どうにか年末年始も過ぎて、少しずつ日常が戻りつつある」

新型コロナ専用の病棟がある旭川医療センターでは、20ある病床のうち、一時8割が埋まるなど体制がひっ迫。職員に負担が重くのしかかりました。

(旭川医療センター 西村英夫院長)「2つの大きな病院で多数の感染者が出たのはかなり大変だった。今回わかったのは、感染対策のスタッフ(感染症認定看護師)を、もう1人養成しないといけないと看護部長と話していました」

保健所でも、次の感染拡大に備えて受け入れ体制の強化が必要だと感じています。

(旭川市保健所 浅利豪部長)「看護師の確保は全国的にも難しい状況にある。(市内の医療機関との)連携を密にして、次なにか起きたときには、地元の中で連携して対処する形を考えていかなければならない」

過酷な現場から見えた課題をどのように生かしていくか。早急な検証と対策が求められています。
1/5(火)「どさんこワイド179」  1/5(火)16:28更新

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