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味わって欲しいのは食事、だけじゃない 札幌の「子ども食堂」が待っている

子どもたちに食事を提供する「子ども食堂」。その多くが感染対策に頭を悩ませながらも運営を続けています。

1杯のご飯に込められた、その想いに迫りました。

「こんにちは、待ってたよ!」

この日やってきたのは、小学2年生のカンタくん。2歳離れたお姉ちゃん、ルノさんと一緒です。

「そこにタオルあるでしょ?カンタくんほらほら」

まずは、きれいに手を洗って・・・さあ、子ども食堂の開店です。

一見昔ながらのラーメン屋さんですが、ここがきょうの舞台「子ども食堂ぽんぽこ」です。

代表の佐野久美子さん。両親が営むラーメン店を間借りして、毎週木曜日に子どもたちを受け入れています。

(記者)「きょうのメニューはなんですか?」

(佐野久美子代表)「すき焼きです。ネギを(寄付で)いただいたので。外食気分で食べてもらいたい」

中学生以下は無料。保護者にも200円で提供しています。

(一同)「いただきます」

ボランティアと一緒に待ちに待ったご飯の時間です。

(カンタくん)「おいしい!」

カンタくんがここでご飯を食べるのは、この日が2回目。

きっかけは、新型コロナの感染拡大です。

(カンタくんの母親)「どうしても家にこもって、テレビやゲームやる状況になった。成長に心配だったときに教えてもらった」

学校の休校やイベントの中止が相次ぎ子どもの居場所が失われる中、佐野さんは運営を続けることを決めました。

可能であれば弁当を持ち帰ってもらうなどして、食堂内の人数を半分に減らし、密を防いでいます。

(佐野久美子代表)「ご飯を食べるだけの場所ではないとずっと感じていた。家でも居心地がよくない子もいるので、(休業で)生活のリズムが乱れるとかわいそうなのでやめられない」

佐野代表は、コロナ禍の今だからこそ、子どもの居場所づくりが求められているといいます。

(佐野久美子代表)「親戚や近所のおばさんのような存在でいたいと思っている。困ったときにここに寄られるような場所にしておきたい」

1杯の食事から始まる、心のつながり。

子ども食堂の奮闘が続いています。
2/11(木)「どさんこワイド朝」  2/11(木)10:55更新

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