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「心が折れてくる」時短要請延長の札幌・すすきの 支援金では埋まらない「売上と不安」

北海道は16日から、飲食店などに出している営業時間の短縮要請を札幌市内全域に拡大し、対策強化に踏み切ります。

鈴木知事は「一致団結して感染を抑えたい」と訴えますが、事業者や市民からは疑問の声も上がっています。

炭火でじっくりと焼き上げる焼き鳥や厚岸産の新鮮なカキ。

札幌市豊平区にある居酒屋です。コロナ禍で集客に苦しみながら営業を続けてきましたが、新たな懸念が持ち上がりました。

(鈴木知事)「札幌市内全域の飲食店などに午後10時までの営業時間の短縮をお願いする」

北海道が13日決定した、集中対策期間の延長。

それに伴い、16日から札幌市内全域のすべての飲食店とカラオケ店に対して、時短要請が出されます。

(げらげら 滝口翔平さん)「しかたないことだとは思うが、飲食店関係者にとってはとてもつらい。複雑な思い」

期間は今月28日までで、支援金は1日2万円。

この店では要請に応じる予定ですが、ふだんの売り上げ分の穴埋めにはならないといいます。

(げらげら 滝口翔平さん)「もらえる支援金では全く足りない。アルバイトや社員もいる。シフトを削られてしまって生活が苦しい子もいるので、そのような面での補填をもう少ししてほしい」

(長南記者)「時短要請がさらに伸びたすすきのです。午後10時半を回っているのですが、土曜日にしては人通りが少なく見えます」

先月16日からすでに時短を要請されてきたすすきの地区。

午後10時に店じまいをした居酒屋では、週末にもかかわらずこの日の売り上げは2万円ほど。

限界が、近づいています。

(居酒屋を運営するホームエージェント 中川紀仁社長)「何日までやってくださいって、それを基準に僕たちも頑張っているので1週間2週間と伸びてきたら、だんだん心が折れてきますよ。正直。今回の延長で本当に解除になるのかというのが一番不安です」

同じく要請の対象となっている「スナック」では。

(きちのせ 小林輝さん)「着々と感染者が減ったのでもうそろそろ解除になって、営業時間は通常に戻るのかなと期待していました」

札幌市内の感染者数は、現在、減少傾向にあります。

しかし、緊急事態宣言が出されている地域と比較すると依然として高い水準にあることなどから、札幌市内全域での対策に踏み切りました。

(秋元札幌市長)「すすきの以外でも感染がある幅広く感染が広がっている。より一段低い感染状況にしなければならない」

(札幌市民)「中途半端にやるよりも一回大きく対策強化したほうが良い」

(札幌市民)「いま感染者は減ってきている現状維持でもいいのでは」

こうした中、小樽市は、先月末から独自に出していた休業要請を15日いっぱいで解除します。

(おたる蝦夷屋 山本光枝女将)「感染が本当に大幅に減少しましたので、苦しい財政のなかで小樽市が独自で出してくださったことは感謝しなきゃいけないと思っている」

一方、札幌と小樽では北海道による不要不急の外出自粛とほかの市町村との往来自粛要請は継続されます。

(鈴木知事)「皆さんと協力して一致団結して感染を抑えていく」

3か月半に及ぶ集中対策期間。

今回を「最後の延長」にするための行動が、いまいちど求められています。
2/15(月)「どさんこワイド179」  2/15(月)17:08更新

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