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殺人罪は無罪主張へ 不動産オーナー殺害事件 裁判の行方は

札幌市北区で不動産オーナーの男性から賃料などを横領し、男性を殺害した罪に問われている男の1回目の裁判が開かれました。

男は業務上横領について起訴内容を認めましたが、殺人については無罪を主張する方針です。

STVのカメラが捉えた1人の男。業務上横領と殺人の罪に問われている村井健被告です。

不動産仲介業者だった村井被告は2019年、札幌市北区の阿部芳彦さんが所有する物件の賃料など現金およそ185万円を横領し、阿部さんの首をタオルで絞めて殺害した罪に問われています。

「祖父が倒れて亡くなっているようだ」

2019年10月、阿部さんは自宅2階のクローゼットで手足を縛られて死亡しているのが見つかりました。

死因はタオルで首を絞められたことによる窒息死でした。

物証が乏しく、当初捜査は難航。しかし、発生から4か月あまり事件は意外な展開をみせます。

「事情を知っているので警察に行って説明してくる」

捜査への協力を申し出た村井被告が逮捕されたのです。

3日の1回目の裁判員裁判では、業務上横領の罪について審理され、起訴内容を認めた村井被告。

一方、殺人の罪については「直接的な証拠がない」と「無罪」を主張する方針です。

しかし事件当日、現場付近を通った車のドライブレコーダーの映像には、村井被告とみられる男の姿が。

検察側はこの映像などから、村井被告は長時間阿部さんの家にいて、犯行に及んだと指摘するとみられます。

元検察官の中村浩士弁護士は、検察側の状況証拠の積み上げがポイントと指摘します。

(中村浩士弁護士)「(検察側は)死亡推定時刻に被告人が被害現場にいたという立証が重要」

一方、村井被告は事件当日、「阿部さんの家に行ったがすぐに帰った」と主張していて、弁護側は死亡推定時刻の被告のアリバイや第三者の犯行の可能性を主張していくとみられます。

(山崎記者リポート)「業務上横領について素直な受け答えで起訴内容を認めた村井被告。殺人についてどのように無罪を主張していくのかが注目されます」
6/4(金)「STVニュース」  6/4(金)9:29更新

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