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どこまで続く緊急事態宣言 観光地・繁華街 それぞれの工夫と戦略と

「緊急事態宣言」が延長されてから2週目に入りました。

北海道では工夫をしながら自粛を続ける観光施設や飲食店では、新たな道を模索する動きも出始めています。

たっぷりのイクラにぷりっぷりのホタテがのった海鮮丼、サケのハラスにジンギスカン。

函館朝市では観光客の減少が続く中、地元の人を呼び込もうと7日から1000円でランチの提供を始めました。

その名も千満ランチです。

(函館朝市マルイシ食堂 石井優慈代表)「もう一度北海道の良さと函館の良さを確認できたらいいかなと。量もボリュームを多くして食べてもらえればと作りました」

さらに地元の人に気軽に立ち寄ってもらおうと、7日からテイクアウトメニューもスタートしました。

(森永航介記者)「宣言が延長されてから迎える最初の土曜日、すすきのの人は多い印象を受けます」

5日の午後8時すぎ。すすきのでは若者を中心に人の流れがありました。

すすきののバーです。これまでは時短や休業の要請に従ってきました。

しかし、休業要請が長引いているため経営する4つの飲食店のうち、この店を開ける決断をしたといいます。

(BAR SLY 加藤大吾代表)「需要だったり業者さんに対する思いやお客さんに対する空間の提供とかいろいろな側面から、1つのチャレンジとして開けてみようという経緯に至りました」

客にアルコール類を提供し営業を続けていますが、いまのところ協力の要請に従うつもりはないと話します。

(BAR SLY 加藤大吾代表)「過料は店の開閉にそれほど重要なファクターではない。連日お客さまには来ていただいていますし、店の必要性は実感できる」

一方、要請に従いテイクアウトのみの営業を続けてきたすすきのの居酒屋です。

休業要請の延長をうけて、営業を再開することのないまま客足が遠のいて久しいすすきのから、今月いっぱいで移転することを決め、荷造りに追われていました。

(Simaくうま 加賀健嗣さん)「金がほとんどない状態での移転なので、次こけたら終了してしまう。ただ、ここにいても終了する」

(Simaくうま 加賀奈都恵さん)「何もしなかったらそこで終わってしまうので、いろんな可能性を考えてこれからできることをしていく」

札幌と同じく緊急事態宣言の特定措置区域になっている小樽市。

週末、観光客の姿もみられました。

観光スポットの1つ小樽貴賓館です。

臨時休館の期間を逆手にとり普段はなかなかできない館内の大そうじや庭の手入れを毎日、続けています。

庭園ではボタンやシャクヤクの花が見ごろ。

再開後に客を迎える準備を進めていました。

(金澤大記者)「今月から営業を再開する予定だった旭山動物園ですが、緊急事態宣言の延長を受け、臨時休園が続いている」

緊急事態宣言の前から来園者が大幅に減っていた旭山動物園。

「動物の命を伝えたい」という思いから、こんな取り組みを続けています。

(旭山動物園 坂東元園長)「緊急事態宣言下でのインスタライブ、5回目ということになります」

SNSを使ったライブ配信です。

園長みずから動物園をまわり動物の生態などを紹介しています。

(旭山動物園 坂東元園長)「僕らは白目があるが、チンパンジーにはない。こんど動物園に行ったら見てみてください」

生き生きとした動物の姿と園長の軽妙な語り口が人気を集め、1回の配信で累計8000人ほどが集まるといいます。

(武田和史記者)「緊急事態宣言が出てから羅臼の道の駅では休業していたが、営業を再開しました」

5日、20日ぶりに営業を再開した羅臼町の道の駅です。

並んでいたのは地元産のカニやウニ。

隣町の標津町や関東からの買い物客などが午前中から訪れていました。

(標津町からの買い物客)「(休んでいたのを)知らなかったので、たまたま来たら開いていた」

(関東からの観光客)「迷いながら来た感じは正直あります。どこに行っても必ず手洗いうがいをして、人と会う時にはマスクを徹底しています」

店の人は営業再開を喜びながらも複雑な気持ちだといいます。

(舟木商店 舟木清一社長)「客がたくさん来てくれると嬉しいが、来たら来たで心配な面もあります」

「緊急事態宣言」が長引く中、道内の観光施設などは工夫をしながら少しずつ動き始めています。
6/7(月)「どさんこワイド179」  6/7(月)17:01更新

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