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入院先決まらない父、そして母も 二世帯住宅で暮らす息子が直面「家庭内感染」

ワクチン接種が進む一方、感染の中で大きな割合を占めているのが「家庭内感染」です。

両親が感染し自宅での看病に追われた札幌の男性が、家庭内で感染を防ぐ難しさと、目の当たりにした医療逼迫の状況を語りました。

5月、新型コロナに感染した札幌市の71歳男性です。

自宅での看病にあたったのが、二世帯住宅で生活する息子でした。

(両親が感染した男性)「(発熱から)4日目に父親が急変して、往診の医師の自宅受診したところ自宅に酸素吸入器を設置していただいて酸素吸入した」

酸素飽和度が下がり治療が必要な状況が続きましたが、なかなか入院先が決まりません。

母親の感染も判明し、男性は家庭内感染を防ぐ難しさを感じたといいます。

(両親が感染した男性)「医療現場ですらクラスターとか罹患者がでるというニュースの中で、医学知識を持たない人たちが病室に出入りするリスクはすごい大きい。家庭内感染するわこれと。普通にやっていれば家庭内感染して当たり前だなと」

保健所の指導を受け食器は使い捨てを使用しごみは厳重に密閉するなどを守りましたが、防護着やフェイスシールドなどは自宅にはありません。

そうした中、ようやく父親が入院待機ステーションにはいれたのは発熱から6日後、目の当たりにしたのは医療ひっ迫の現状です。

入院後の医師からの電話に衝撃を覚えたといいます。

(両親が感染した男性)「「人工呼吸器をはずして亡くなるという判断をするときも許可は得ません。連絡をするときは亡くなったときか退院したときにしか連絡できません。あとは待っていてください」というのは家族としては酷」

防ぐことの難しい「家庭内感染」に、家族を不安に陥れる「医療のひっ迫」。

男性は、治療の必要な人が一日も早く入院できる態勢の回復をと訴えています。
6/9(水)「どさんこワイド179」  6/9(水)17:10更新

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