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「秋サケの切り身108円」季節の味覚がピンチ

北海道東部の海域では、9月末から秋サケなどが大量死していて漁業被害が拡大しています。

原因は赤潮とみられていて、北海道は漁業団体などと協議しながら今後の対策を急いでいます。

大胆な包丁さばきで切られていたのはいまが旬の秋サケ。

札幌市内のスーパーでは、切り身が108円で販売されていました。

水揚げ量の低下で、価格は年々あがっているといいます。

(買い物客)「春夏秋冬いつもサケ食べてるけど、やっぱり秋になるとおいしくなるもんね」

(買い物客)「高くなったら困ります。1年中食べたいので」

食卓にあがることも多いこの秋の味覚。

いま、さらなる窮地に立たされています。

1日、白糠町の沖合で水揚げされたサケ。

よく見るとそのほとんどが動いていません。

(漁師)「生きてる?エラみせて」

生きたサケのエラは本来赤色をしていますが、動いていないサケのエラは真っ白。

すでに死んでいたのです。

漁師によると網にかかった600匹ほどのうち、約500匹が死んでいて、家畜のエサにするしかないといいます。

(栄松丸 雲津尚さん)「限界があるよ。(1キロ)8円とか5円とかの世界で死んでいる魚あげていてもどうにもならない」

9月末に日高沖で撮影された海の中の様子です。

茶色く濁っていて、視界は開けません。

海底にある無数の白い物体、死んだウニです。

赤潮が原因とみられています。

このような被害は北海道東部の海域で深刻化していて、厚岸漁協では今後4年間でウニの被害額が10億円にのぼるとみています。

北海道は5日、対策会議を開催。

漁業団体や水産試験場と被害状況や対策について協議しました。

(道水産林務部 古村水産局長)「道東海域で赤潮が大規模に発生したことは経験のないことですし、どの程度まで広がるのか全容がつかめていないので、漁業者も不安を抱えているので非常に事情と受け止めています」

秋サケ漁が最盛期を迎える浦河港です。

死んだサケの水揚げは1日に多いときで20匹以上。

5日朝は死んだサケがあがらず、胸をなでおろしていました。

(漁師)「うちらの場所的には(赤潮が)なくなった気がするけどわからない。水はきれいだけどいつもとちょっと違う感じ」

北海道は海域の監視や海水の分析などを今後も継続し、対策を強化する方針です。
10/6(水)「STVニュース」  10/6(水)13:54更新

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