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【国後島】北方領土・知床半島の対岸で女性の遺体発見 25歳以下の女性か ロシアに照会中

北海道・知床から40キロほど離れた場所にある、北方領土の国後島。

この場所で、女性の遺体が見つかっていたことがきょう、新たにわかりました。

遺体が見つかったのは、今月6日、場所は国後島の北西部の海岸です。

その後遺体は、古釜布の病院の安置所に運ばれ、身元の確認作業をしているということです。

遺体は損傷が激しく、国籍は不明ですが、体つきや着衣などから、

ロシアの捜査当局は25歳以下の女性とみて調べています。

着衣は、黒いレースの肌着に黒い綿のTシャツ、袖のないベージュのブラウス。

青いジーンズをはいていたということです。

国は、知床沖で起きた観光船の沈没事故の犠牲者の可能性もあるとみて、確認を急いでいます。

(松野官房長官)「現時点で事故との関係性は不明ですが、外交ルートを通じて、

ロシア側にさらなる情報を照会しているところであり、

事実関係の確認を進めていきます」

(磯貝記者)「斜里町議会では、事故後初めての会議が間もなく開かれます」

(議長)「1分間の黙とうをささげ、ご冥福をお祈りしたいと思います。黙とう」

沈没事故の発生からあすで3週間。

14人が死亡し、いまも12人の行方がわかっていません。

(町長)「知床が大好きで何度も来られている方、

お子さんと家族での楽しみやプロポーズの地として知床を選んでくれた方、

学生時代に実習で来られていた方など、楽しい旅先として知床を訪れていた方ばかりで、

このような事態は私にとっても断腸の思い」

1987年から20年間にわたって斜里町長をつとめた、午来昌さんです。

在任中は知床の世界遺産登録に尽力した午来さん。

町民たちと自然を守る取り組みを続け、2005年、知床は世界自然遺産に登録されました。

(午来さん)「文化の原風景が知床にはぎっしりと詰まっている。

夜空に輝く星を見ても、夕日に赤く染まる海を見ても、すべてに物語があるはずだと」

愛してやまない知床の自然の中で、多くの命が奪われてしまった今回の事故に、悔しさをにじませます。

(午来さん)「これによって知床のイメージダウンは避けられない。

自然の怖さはいやってほど身に染みている。

本当に目先の利益だけを求めて、商売やればいいもんじゃない」

観光のマチ・知床で尊い命が奪われた今回の沈没事故。

行方不明者の早期発見を祈る日々が続いています。
5/13(金)「どさんこワイド179」  5/15(日)9:42更新

北海道